文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

【辻村深月】傲慢と善良

 

あらすじ

結婚を前提として付き合っていた真美と架。真実のストーカー被害がきっかけとなって同棲を始めた二人は結婚を目前に控えていた。ところが真美が突然いなくなってしまうーーー。

 

読んでみて

こちらもTwitterで気になって読んでみることに!あんまりアニメっぽい絵の表紙は好きじゃないので勧められなかったら多分読まなかったと思う。


年代的には似たような感じだったのですごく共感できた。ただ、とにかく誰かと結婚したい!でも自分からはあんまり動きたくない!っていうのには共感できなかったけども(苦笑)。

私の周囲にも婚活をしている子はいて、とても大変だったし辛かったと言っていて、今作を読んで本当に大変で辛かったのだなとしみじみ感じた。

私は婚活をしたことがなかったけど、その世界観を少し覗けたような気がした。

にしても二人とも結婚に囚われすぎではーーー!?と思ってしまう。二人がどうして結婚したいのかあやふやで、だからこそ相手のハードルも自ずと上がるような気がする。そりゃ欲を言えば何もかも完璧な人が自分の相手になってくれたら嬉しいだろうけどさ〜。結婚したい決意がすごく強い人が結婚できるってよりは、結婚してどうなりたいかが明確に分かっている人が婚活で結婚できるのだろうなと思った。完璧な王子様を待っていたり、この人よりももっといい人が現れるかも、とか思ってたらそりゃできないよ〜。

 

内容なにも知らずに読み始めたので、最初はもっとミステリ的な感じかと思ったら、内面を掘り下げていく系なのね!ということに途中で気づいた。謎が全然明かされない!と思っていたのでね笑。


最初は真実がだいぶ何も考えていな子だと思っていたら、何も考えていないわけではないけど親のことを考えて我慢していた子ってことが分かった。いい子を演じてたんだね〜。

作中に自己愛って言葉がよく出てきて、どういう意味の自己愛だ???と思いながら読んでいて心理士の頭になって純粋に楽しめなかった部分があるのは残念だったかな。ここで言われている自己愛は傲慢な感じなんだろうけど、それだけではないのを知っているのでそんなに驚きって感じはあまりなく…。

マスターソンによると自己愛には顕示的自己愛、隠れ自己愛、価値下げ型がある。おそらく一般的に周知されている自己愛のイメージは顕示的自己愛なのだと思う。ただ、マスターソンの自己愛は自己愛性パーソナリティ障害についてなので、今作の自己愛にそこまでのニュアンスはないと思うけど。

私としてはエリクソンの主体性と罪悪感が浮かんだ。高級ディナーか何かを食べているときに両親に申し訳ない、両親にも食べさせてあげたい的なことを言っていて、自分が自立して自由に行動することが両親に対して罪悪感を感じてしまうのだなと思った。

エリクソンの発達段階はこちらです。左が心理的発達課題、右が危機になります。

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この一側面で捉えるってよりは、エリクソンの発達段階でいうとこの辺りなのかな?っていう感じです。

まあでも会っても話してもないので本当にただの想像でしかないけどね!

 

普段は本を読んでいる時に心理のことについては考えないというか、考えないようにしているというか。もちろん考えちゃうことはあるけど、私にとって読書は趣味というか娯楽なので仕事脳になっちゃうと純粋に楽しめなくなってしまう〜〜〜。仕事関連の本って分かってたり、こういうメッセージ性の本って分かった上で読むならいいのだけどね。色々考えてしまうことが分かっているので虐待についての本とかもあんまり読もうと思えない。同じ業種とか職種について書かれている本は色々考えちゃうよね〜という話でした。

 

主体性があんまりなかった真実が周りの意見に左右されずに自分がしたいことをできるようになったのはすごいと思う。

しかし、この世の中に、「自分の意志」がある人間が果たしてどれだけいるだろう。真実を責めることができる人間が、一体どれほどいるのだろうか。

それはそうだよね〜。結婚して子どもを産んで家を買って〜っていう「普通」と言われる人生を当たり前だと思うのも、それは自分の家族だったり社会だったり色々な影響が絶対あるはずだから。

 

読んでいて私も傲慢になっているかも!??と思ってました。


ネタバレあり↓

 


あと架は普通に色々ひどいと思った。

婚活で知り合っておきながら全然結婚しないのもよくないし、女友達に自分の彼女を点数つけるようなことを言うし。

でも真実も真実でストーカーにあったって嘘つくのはどうかと思う。こんなことされたら私ならキレると思うよ。


最後はうまくまとまってよかったかな〜〜〜。大恋愛ってその通りかもね。

あのまま別れちゃった方が楽だとは思うけど、真実が架と話し合えるようになったから今後もどうにかなるはず!二人ともこれから頑張るんだね〜〜〜。頑張れ!!

【夕木春央】方舟

あらすじ

大学時代のサークル仲間で久々に集まった6人。柊一は集まりに不穏な空気を感じとり、従兄弟の翔太郎を連れてきた。メンバーの一人である裕哉が少し前に見つけたという廃墟に行くことになったがー!?

 

読んでみて

こちらは2022年9月に刊行されたばかりの新作。

新作読むことってあまりないのだけど、最近やり始めたTwitterで見かけて気になったので読んでみたよ〜!みんなこの作品のこと話してて、たまたま本屋で見かけて買ってみました!

初めて知る著者の方だったけれど、読んでみておもしろかったー!

帯には色々なミステリ作家や書評家から絶賛の声が書かれているのだよね。ただ、まあ私はあんまり日本の作家さん読まないので、名前は知っているけど読んだことない方が多かったけども。

 

明確なネタバレはないですが、何も知りたくない人は読まないでね〜↓


とにかく衝撃的な結末が待っているということだったので、一体それがなんなのかどきどきハラハラしながら読んでいて絶叫系のアトラクションに乗っているような感じだった。この作品の中核にある「誰が生き残るべきなのか」という問いは重くて、ずっと考えていてしまった。誰が生き残るべきでそうじゃないかなんてそうそう決めれないじゃないですか。年齢で言ったら若い人の方が生き残るべきなのか、それとも家族がいるような守るべき人いる場合の方が優先されるのか。それともお金も地位もある人?それとも一番社会的に弱い人??

私が大好きな海外ドラマ「グッドプレイス」でもトロッコ問題が取り上げられていたのを思い出す。有名なトロッコ問題は、自分が列車を運転していて道の先に人がいる。切り替えることでその人を助けることができるけど、もう一方にも違う人がいるというもの。両方とも全く知らない一人の人ならそこまで悩まないだろうけど、元々の線路には複数人いて、線路を切り替えた先には1人いる場合どうするか?1人の人があなたの知り合いだったら?子どもだったら?高齢者だったら?とにかく色々なパターンを考えることができる。

これは自分が選択権を持っていて、自分は生命の危機に脅かされないけれど、もし自分達もそこに含まれていたら?


今作はクローズドサークルなんですけど、最近そういうの多い気がして流行っているのかな??

私はそういう特殊な状況よりはミス・マープルみたいな感じが好みなんだよね〜。最近ので言うと「木曜殺人クラブ」とか「ロンドン謎解き結婚相談所」みたいに基本はポジティブな感じで話が進んでいて、でもそれぞれの人間模様も葛藤も丁寧に描かれていたりするのが好き。残虐な殺害方法とかも好きじゃない〜。

残虐な箇所を読んじゃって気分が落ち込んじゃうことがあったので。もっと子ども、中学生くらいの時は全然平気だったのだけど、大人になると辛くなってしまった。心理士になってより共感できるようになったっていうのと、大人になると否応なしに辛い事件とか知るようになるのでこれ以上は知りたくないって思ってしまう。理由がちゃんとあったりそこが重要な部分ならいいのだけど、ちょっとこじつけっぽくなってたりするとね〜。

「女が死ぬ」で表題作の「女が死ぬ」みたいな感じで演出のために残虐に死ぬっていうのは苦手になってしまう。あと主人公のトラウマのために死ぬとかも。「地下鉄道」みたいに元々辛い内容があることが分かっていて、その部分を描くのが重要な作品とかはまた別なんですけど。

アガサ・クリスティをまず好きになったからかミステリは陰鬱な感じはそんなに好みではないな、ということが最近分かったかも。

欲を言えば今作はもうちょっと登場人物たちの葛藤が描かれているとより好みだった!!特に犯人のね。登場人物たちに共感したいのだと思う。衝撃的ではあったけど他にもっとこうできたのでは??的な印象も残ってしまったので。

 

まとめ

色々考えさせられたし読んでいておもしろかったです〜!続きが気になってすぐ読んでしまった!

気になる人はぜひ!!

最近買った漫画と雑誌

最近買った漫画と雑誌のまとめです〜〜〜!

 

わたしたちは無痛恋愛がしたい

たまにネット上で読んでいたのですが、良すぎたので紙本でも購入。

すごい!!良すぎる。そして今連載している場面がこの時から何年後の未来になっているのですが、リアルすぎてすごい!!

comic daysというサイトで見れます〜!2巻も出たらしい!!

 

ブラッディ・ブライド

池野恋先生の新作!!!

ときめきトゥナイトを子どもの時に読んだなあ〜〜〜!世代なんですよ!!

本当に世代なのは親だけども親が好きだったので読んでたんですよね〜〜〜。ときめきトゥナイトの最新作も同時に出てて、「でもこれ買ったら今までの作品も全部読みたくなってしまう〜〜〜」ってなって一旦やめました。まあそのうち買うけど。

 

わが子ちゃん

アラサーちゃんとか書いてる方。ちゃんと読んだのは初めて。

夫が献身的すぎてすごい!!

妊娠中って大変すぎるな…すごすぎるな…と改めて感じた。

 

平凡な主婦浮気に完全勝利する

ゆむいさんの作品好きなんですよね〜。こちらは絵がゆむいさんなだけで原作はまた違いますが。

浮気されても再構築できるってすごい!!だって浮気したら相手の信用ガタ落ちだよね…。今作は色々考えて再構築に至っているので確かにまたやり直してもいいと思えるならいいよね。実用的な内容も多く書かれてたよ!

 

MOE

指輪物語が読みたすぎて…!

ファンタジーが好きすぎる!タイム・ファンタジーがやっぱ好きなのかなあ。

 

花とゆめ

完全に付録目当て。

ヨナ好き。

 

なかよし

東京ミュウミュウのトランプが欲しくて買ってしまった。

まさかこの歳になってなかよしやりぼんを再び買うようになるとは…。

ちなみに当時はちゃお派でした!

 

 

【小林泰三】クララ殺し

あらすじ

不思議の国の夢ばかり見る大学院生の井森健は夢の中で車椅子の少女・クララと出会う。なんと現実世界でもクララと遭遇して、何者かに命を狙われていると言われーーー!?

 

読んでみて

アリス殺しに引き続きクララ殺しを読みました〜!

私は完全に「アルプスの少女ハイジ」のクララをイメージしてたんですけど、ホフマンの話でした〜〜〜!

ホフマンのことそんな知らないよ〜〜〜。

エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン(1776年〜1822年)はドイツの作家。現実と幻想が入り混じる作品を多く書いた方。


今回は「アリス殺し」で出てきたアリスたちは出てこず、蜥蜴のビルが主人公。

悲しかったのはビルがめちゃ気持ち悪がられるていたこと。

いや、まあ蜥蜴が歩いてたら嫌かもしれないけどさ…。そんな意地悪しなくても。みんなナチュラルにビルを殺そうとするんだよね…。ビル…(泣)。


ホフマンの砂男とかくるみ割り人形とねずみの王様とかが元になっていて独特の世界観となっている。

アリス殺しの方がアリスの世界観でみんな変人になっていたけど、クララ殺しでは陽気な変人ではないのにヤバい奴らが多いって感じで普通に怖かった。

 

ひたすらにビルが可哀想だったよ〜〜〜。でも優しくしてくれる人がいたので一緒に謎を解いていくのだけど、そっちの世界の住人たちの取り繕いが取り繕いになっていなさすぎでイライラしたよね。


そして礼都や岡崎徳三郎は「密室・殺人」などの作品にも出ている人らしくて、そちらもそのうち読んでみたいな。


とにかくクララ殺しは「アリス殺し」よりも複雑な世界でした〜。

そして途中までビルに仲間がいなかったのが悲しかったな。めちゃ殺されるし…。ビル…(泣)。

 

そして最後はアリス殺しに続くってことなのかな〜?

時系列がよく分からない。


続きも読んでいこうと思います!!

↓アリス殺しの感想はこちら↓

oljikotoushi.hatenablog.com

 

「名作ブックコレクション恋愛小説の世界」を買ってみた!!

定期購読することで隔週で届くアシェットの「恋愛小説の世界」が初回499円だったので買ってみました〜〜〜!!!

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感想は、

思っていた以上に可愛い!!!

装丁が本当に可愛い。これは集めたくなる可愛さだと思う。

 

大きさはトム真夜くらい。単行本よりも大きいのでこの作品専用の高さの棚がいるかな。

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気になったのは紙質。

ちょっと再生紙っぽい感じ?慣れてくれば気にならなくなるだろうしアンティークっぽい感じと思えばいいのかもだけど。

 

初回は「高慢と偏見」なんですが、1巻目なんですよね。それ自体はいいのだけど、2巻が読めるのが結構先みたいで…。顧客を掴むためには仕方がないのかもしれないけど、続きで読みたいよう〜〜〜。

他の「嵐が丘」とか「源氏物語」「ジェーン・エア」「アンナ・カレーニナ」などもそんな感じらしくて、読んだことないので分からないのですが、上下巻の上で終わられる感じなら嫌だなあと。区切りがいい所で終わるならいいけども。

 

あと気になるのは訳かな〜〜〜。

刊行予定の作品はほとんど読んだことがなくて、既存で刊行されている有名な訳を読んだ方がやっぱいいのか。まあ後々違う訳も読むなら先にこちらから読んでもいいのか…。

レ・ミゼラブルは次こそは完訳を読みたいのでこちらで読まなくてもいいかな。でもまあレミゼ以外は特にこだわりはないので、集めてみてもいいのかな〜。

高慢と偏見」はジェイン・オースティン大好きな方がコツコツ訳してブログにあげていたみたいで。本当にめちゃ好きなのだろうしすごいな〜と思う。

他の出版社の訳は使えないのは当然なので他の作品もどういう訳になるのか気になる。

 

今後も9月7日に「嵐が丘 I」、9月21日に「源氏物語 I」が刊行予定。

他には「若草物語」「マンスフィールド・パーク」「ジェーン・エア」「アンナ・カレーニナ」「ボヴァリー夫人」「カラマーゾフの兄弟」「マノン・レスコー」「細雪」「レ・ミゼラブル」「人間失格」など80巻まで続くらしいです〜。

初回以外は1999円で本として考えたら普通の値段かな。むしろ安いのか?

公式ホームページはこちら↓

 

結構悩んだけど定期購読は一旦見送る予定。悩んでたら特典とかが終わってしまったし。というかもう既に1個定期購読しているのがあるからさ…さ...。

諸事情で紙本よりもkindleを増やしていかないといけなくなったのと、レミゼは読まないな〜というのと、毎月4000円くらい使っちゃうと他に欲しい本があった時に買えないなあと思いまして。

でも集めれる限りは集めていきたいと思ってはいる!!そうなると結局ほぼ全部集めるかなあ……。お財布と相談して買っていきます!

ただアシェット簡単に調べただけだけどちょっと評判がよくないのも見てしまったり。ディアゴスティーニとかはそういうの聞かないからなあ〜。定期購読よりも単発で買うのがやっぱ現実的かなあ。

 

ちなみに「江戸川乱歩と名作ミステリーの世界」という作品も地方限定で出ているみたい〜!こちらも気になる!!でも試験販売らしいのでそこで上手くいかないと企画自体なくなるかも…。

「D坂の殺人事件」「ドグマ・ラグマ」「人間椅子」「緋色の研究」「モルグ街の殺人」などなど。

でもシャーロック・ホームズは買っちゃったんだよね〜。それに他の出版社のを先に読みたいし。でも気になる!!

三千円の使い方

あらすじ

就職して理想の一人暮らしを始めた次女・美帆(貯金30万)、結婚して子どももいる長女・真帆(貯金600万)、病気になってしまった母・智子(貯金100万弱)、一千万円を貯めた祖母・琴子の物語。

 

読んでみて

もっと自己啓発っぽいような内容かと思っていたら、思っていたよりもちゃんと小説でした!おもしろかった!!

でも三千円か…。日本は貧乏になったんだね…。まあ私はそもそも貧乏になりかけている日本しか知らないのだけども。


主人公は御厨家の女性たち。祖母の琴子、母の智子、長女の真帆、次女の美帆。

それぞれの生活と将来の夢、お金が必要な理由から貯める理由、そして今後の人生について描かれている。

私は真帆〜美帆の間くらいかなあ、と思いながら読んでいた。


一番おもしろかったのは祖母・琴子の物語かな。

家計簿が最初に出てきた頃、家計簿を書くことで戦時中、戦後の乗り切った話、代々家計簿を書いてきたという部分が興味深かった。お金の不安については、まあ不安に思えばいくらあっても不安だとは思うけど一千万あればそんな不満に思わなくてもいいのになあ、とは思う。

今の高齢者なら年金と少しプラスすれば施設にも入れるだろうし。全く子どもたち迷惑をかけないっていうのはなかなか難しいのではないだろうかとも思う。

まあでも今全部使い切って何かあった時にお金が全くありませんってなったら嫌だっていうのは分かるけどね。かといって貯め込むだけで使い時を失うのも嫌だよね。まあ日本は手厚いのでなんとかなると思うけどなあ。とってもいい施設に入るってなるとお金はいるけど。それに周りに全く迷惑をかけたくないってなると貯めなきゃって思うのかもだけどそこまで切羽詰まらなくてもいいのかなあと思ったり。あとお金が余ったりならNISAを!とも思う。

あとよく孤独死を不安視して結婚しなきゃって思うのも聞くけど、家族を作るよりも家族以外の地域と常に関わるのが孤独死防止のために必要だと思う。まあでも孤独死が嫌だから結婚するっていうのは、実際に見つけてもらえないのが嫌ってよりも自分を特別に気にかけてくれる相手がいないっていうのが嫌なんだと思うからちょっとズレるかもしれないけど。


真帆は本当に頑張ってると思う!!

20代前半に結婚した自分と20代後半に結婚した友達を比べたらそりゃ差ができるよね。20代後半の方がそれまでの貯蓄もあるし相手もそれなりに収入が増えている訳だからね。まあでも比べても仕方ないわけで。高い指輪を買ってくれる相手と結婚したいかどうかだよね。お金が優先度が高いかそうじゃないか。

でも比べちゃうのは分かるけども〜〜〜。普段は別に不満がなくてもふとした時に比べちゃったりするよね…。

あとあの月収で600万円貯めたのもすごい!!NISAは大事!!!


智子熟年離婚の危機もなかなか興味深かった。

けどイライラしてしまう。今作は「御厨家の女性たち」になっているけど父も入れた方が私はよかったな〜と思う。この感じだと女性しか将来のこと考えてないみたいな感じじゃん?夫がマジで何も考えていないくらいダメなら別れた方がいいと思うし。貯金の把握あんまりしてなかったのはお互いよくないのではと思うけど。学費とか結婚式とか色々入り用だったとはいえ、中年夫婦で貯金が100万弱なのはなかなか…。

まあ私も人のことは言えないけどもね〜。

友人の熟年離婚で夫が娘の学費は払わないとか意味不明なこと言っているのには一番イライラさせられた。払わないならそれでもいいけど娘には絶対に幻滅されると思うけど???って感じ。


そして美帆の彼氏のお金問題!!

これはなかなか難しいと思う。まあ借金は借金だし利子があるのが辛いよね。相手とどういう家庭を作りたいのか、どういうライフプランなのかによるだろうけども。この年までには家を建てたい!とかそういうのがあるならね。でもまあ好きなら奨学金の借金とか関係ないとは思う。私がそこまでお金に興味がないからかもだけど。私も奨学金借りてたし!あと美帆がブログで炎上しているのは人ごとと思えなくて悲しかった…。

でも私的には彼氏の態度がナシかな〜と思ってしまった。

奨学金の額自体がってよりは、彼氏の態度がちょっと…。

両親が無責任だし非常識っていうもは前提にあるとはいえ、自分の学費がいくら必要で家庭の収入はどれくらいでどうなっているのかっていうのを曖昧にしていたのが気になってしまった。いくら両親が楽観的で大丈夫って言っていたとしても大丈夫じゃないのが分かることない???って思ってしまった。大学は4年間あるわけで、成人もしているし親に任せっぱなしにする??親が大丈夫って言ってもじゃあどこからお金出てるんだろうって思うじゃん。そこをあやふやにして向き合ってこなかったのは彼氏の性格だと思うから。

厳しいのかなあ。私は大学も大学院も奨学金を借りたりして通ったのもあって、自分にあてはめるとあり得ないと思ってしまった(苦笑)。一体いくら必要でいつ学費が引き落とされるとかそういうのはちゃんと管理すべきでは??家計を圧迫しすぎているなら奨学金申し込んだりを自分で考えるべきだったろうし。

あまり裕福じゃないなら尚更大丈夫って言われても本当に大丈夫なの?バイト代だけで足りるの?って思う気がする。バイト代を結構な額渡してたのはすごいけど、就活とか卒論とかそういう時にも同じペースで頑張るのは結構大変だし、奨学金は貸与とか給付とか色々あるのに自分でそういうのは調べなかったのかなあ、とか。分かってるぶんちょっと微妙かなと思ってしまった。まあでもそういうもの??

親もひどいとは思うけどね。利子が必要な奨学金を勝手に借りりるのは本当にひどい。人生設計が変わってくるし。でもそもそも勝手にできるのか微妙だけど。


なかなか最後はモヤモヤしてしまった。

奨学金自体は自分達で返していくって思えたのならいいと思うけど、あまり責任感のない彼氏で大丈夫?!ってとこが心配になってしまった。お金に無頓着に育ったってことなのかなあ。ある意味いいことなのかなあ?

そして本当におばあちゃん優しいな、と。すごいと思う。

おばあちゃんと仲良くなった若者がいるんですけど、真帆と一緒に最初は大丈夫??!って思っていたけれど、最終的には孫にお金を持っていかれてしまうというね…。孫かい!

確かに利子はもったいないからおばあちゃんがいいならいいんだけどね!ね!

人生を放浪している彼におばあちゃんが言う言葉もよかったなあ。でもクズ男すぎたけどね!自由に放浪して出稼ぎして、お金貯まったら旅行するっていう生活はいいと思うし憧れるけど女性への態度がクズだよね。そりゃ妊娠させる可能性あるでしょー。そこを考えられないならすんな!!!って感じ。責任感ない人間が嫌いなだけかも。

 

人気だったので読んでみましたが、思っていた以上によかったです〜!色々考えさせられました!でも女性向けなのかな?もっと主体性のある男性も出てきたらよかったな。御厨家ってなってるのでお父さんも入れてあげれば…。

 

表題の三千円の使い方ですが、私は三千円って言ってもあんまり思いつかなない〜。1000円以下のものはこまめに買っちゃうのだけど、それ以上のものはあんまり買わないのだよね〜。細々としたものを買ってしまうからお金がないのが金欠の原因か…。

ちなみにNISAはライオンを読むといいよ!!

oljikotoushi.hatenablog.com

 

【ホリー・ジャクソン】優等生は探偵に向かない

あらすじ

ピップは探偵はもうしないと考えていた。ところがコナーの兄・ジェイミーが失踪してしまう。警察はあてにならず、制限時間も迫っているためピップは引き受けることにするがーーー!?

 

読んでみて

少し前に読んだ「自由研究には向かない殺人」の続編。前作のすぐ続きから始まるので続編というより上下巻のような感じ。

前回はわりとハッピーエンドというか、終わり方は綺麗だったけれど、今作は悲しくなってしまった。

↓前作の感想はこちら↓


前作にも出てきた仲良しメンバーの一人であるコナーの兄ジェイミーが失踪してしまう。コナーやコナーの母は心配するが警察は優先度が低いと判断する。

もう成人している男性で今までにも家出したことがあるため、警察からしたらそれはそうだろうな、という感じ。家族は不安がっているけれど、本人の様子がなんとなく変だったという程度で明確に何かあったかは説明できないわけだし。

そのため、前作で一躍有名人となったピップはコナーとコナーの母からジェイミーを探すように頼まれる。

ピップはポッドキャストをやっていてそこには大勢のリスナーがいる。初めは拒否するピップだったが警察が役に立たないことを知り手伝うことに決める。その時のピップの決意は悲しいものがある。まだ高校生なのにそんなに背負わないでー!と思ってしまう。両親の心配も最も。


ただ、今作は行方不明であり、行方不明には明確なタイムリミットがあるため素早く行動することが必要となる。

ピップはコナーやコナーの母にポッドキャストで全世界に配信されること、不都合な事実も出てくること、事実をしっかり話すことの同意を取る。もう自由研究ではなくてプロの人のような感じ。

自分だったら何もかも曝け出すのは怖いように思う。でもそうしないと大事な人が戻ってこないと状況だったらそうするしかないよね。ジェイミーはきっと大丈夫なはず!!と私も読みながら願っていたけれども…。


ジェイミーの行方不明事件と並行して前作の裁判も進行していく。

前作のネタバレになってしまうけれど、あの最低人間がなんと無罪になってしまって…。日本でも大体の性犯罪が軽く扱われるからね。もっと重くしろよと思う。


ピップは有名人になったからこそ色々影響が出てくる。誹謗中傷もよくあるようでとても悲しくなってしまった。また、ジェイミーの事件もヤラセではないかと非難され、悲しいことに親友だと思っていた相手からもそう言われてしまう…。

有名になったことで友人関係がうまくいかなくなるのはリアルだと思う。

有名になったことでの負の側面がたくさん出てきていることも丁寧に描かれている。ピップはとても悩んでいるけれどジェイミーのために頑張ろうとするピップは本当に強いと思う。

でもそんな強くならなくても...。両親は本当に不安だろうと思う。


ネタバレあり↓

 


今作ではスタンリーが重要な人物であったことが明かされる。前作は嫌なヤツ!って感じだったけれど、スタンリーの態度の背後にあったものがわかると辛い。にしても色々悲しかったな…。被害者の考えも分からなくはないけど。

子どもだったし実際に自分で危害を加えていないなら保護されるべき対象だと思うけども。割り切れないのも分かる。難しいよね…。

 

最後に

にしても前作の伏線をちゃんと回収してくれるなんて!!3作目も出るみたいなので楽しみ!

ただ果たしてピップはこれ以上探偵を続けたいのか???自分をすり減らしたやってるからさ。ピップの活躍は見たいけども!