文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

時代小説

【宮部みゆき】黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

【宮部みゆき】黒武御神火御殿 三島屋変調百物語の6巻目!おちかから若旦那の富次郎に完全に変わったのが本作。悲しいことにおちかはほとんど出てこない...。おちかは他家にお嫁に行ってしまったから早々会えないらしい。悲しすぎる。けども富次郎もちょっと…

時代小説が100倍おもしろくなる町奉行について 宮部みゆきバージョン

時代小説が100倍おもしろくなる町奉行について 宮部みゆきバージョン 宮部みゆきの中でも時代小説が好きなのですが、武士にも色々あったり、役職がいろいろあったりややこしいので、町奉行についてまとめてみました。参考にしてみてね⭐︎ 町奉行 与力 同心 岡…

【氷室冴子】なんて素敵にジャパネスク

【氷室冴子】なんて素敵にジャパネスク だいっっすきな作品。漫画から入ったけど小説も好き。どっちも良き。ぜひ両方読んで瑠璃姫を堪能してね!!! あらすじ 内大臣家の瑠璃姫(るりひめ)は、平安時代の姫にも関わらずお転婆でいつも父親を困らせていた。…

【たつみや章】月神シリーズを読んで

【たつみや章】月神シリーズを読んで たつみや章の月神シリーズの4作品を読んだので感想書いてみるよ。他に外伝があるけど、それはまた別の機会に!狩から稲作へと変わっていく時代。まだ神が身近にいた時代。不思議だけれど、その不思議さの中で生きてきた…

【上橋菜穂子】狐笛のかなた

【上橋菜穂子】狐笛のかなた 上橋菜穂子の1冊完結作品。いい感じにまとまっていてとてもおもしろかった〜!狐が可愛いかったよ。 あらすじ 12歳の小夜はある時野犬に追われる子狐を助ける。その時、大きなお屋敷に隠されて住んでいる同年代の少年・小春丸と…

【上橋菜穂子】月の森に、カミよ眠れ

【上橋菜穂子】月の森に、カミよ眠れ 「精霊の木」に続く上橋菜穂子さんの2作目。まだまだ若い!と感じる作品だったー!狩から稲作へと移ろっていく時代が背景にあるから、たつみや章さんや荻原規子さんの作品を思い出しながら読んだよ。 あらすじ カミと人…

【荻原規子】あまねく神竜住まう国

【荻原規子】あまねく神竜住まう国 「風神秘抄」の続編の「あまねく神竜住まう国」は源頼朝目線なんだけれど、これも良かったよ〜。「風神秘抄」を読む前にこっちから読もうとしてて、これ単体でも楽しめるとは調べたら書いてあったんだけどでも続編って立ち…

【荻原規子】風神秘抄(ふうじんひしょう)

【荻原規子】風神秘抄(ふうじんひしょう) 荻原規子さんの作品「風神秘抄」と続編の「あまねく神竜住まう国」を読み終えたー!完走! 風神秘抄は長い!大大長編!場面も二転三転して違う本を読んでるみたいにも思えるし、主人公と長い間一緒に旅してる気分…

 【宮部みゆき】孤宿の人

【宮部みゆき】の孤宿の人(こしゅくのひと) あらすじ 読んでみて あらすじ 丸海藩は、海に面し自然豊かな藩で、紅貝を染料として布を染め綺麗な反物とする産業が盛んであった。金比羅さんからも近く、経由地として旅籠も賑わっていた。そんなところに江戸…

【宮部みゆき】ばんば憑きの中の「討債鬼」

【宮部みゆき】ばんば憑きの中の「討債鬼」 江戸ものばかりを集めた宮部みゆきの短編集。6編がそれぞれお良い味を出していて、永遠に読みたくなる。「日暮らし」の政五郎とおでこ、「あんじゅう」の青野利一郎、お馴染みの面々が登場する短編もあって顔が綻…

【宮部みゆき】ばんば憑き

【宮部みゆき】ばんば憑き 江戸ものばかりを集めた宮部みゆきの短編集。6編がそれぞれお良い味を出していて、永遠に読みたくなる。「日暮らし」の政五郎とおでこ、「あんじゅう」の青野利一郎、お馴染みの面々が登場する短編もあって顔が綻んでしまう。ちょ…

【宮部みゆき】桜ほうさら

桜ほうさら 「ささらほうさら。」それは「いろいろあって大変だ。」という意味の方言らしい。 じゃあ「桜ほうさら」ってなんなのか? 物語を最後まで読めばわかるはず。 NHKで玉木宏主演でドラマ化されてます!オンデマンドなら見えるらしい! あらすじ 搗根…

美しさとは???宮部みゆきからみてみる

【宮部みゆき】女性の美しさを描く 「美しさ」ってなんだろう。女性にとって永遠のテーマだと思う。もちろん男性にも。 宮部みゆきの小説には、意外にも「美醜」をテーマにした作品がけっこうある。 ミステリーというジャンルを書いている作品の題材として「…