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【ホロヴィッツ】その裁きは死

ホーソーンホロヴィッツシリーズの第2弾!

 

あらすじ

評判の離婚弁護士が殺された。死体の近くには「182」の文字が。

再びホーソーンに事件現場に連れて来られたホロヴィッツ。グランショー警部という新たな警部からも脅されてーーー!?

 

読んでみて

いや〜おもしろかった!構造としては1巻と似ている部分があるのだけれど、だからといってすぐに犯人や謎が分かるわけでもないので楽しかった。というより前回はこうだと思わせてこうだったから今回も同じなのでは?それとも今回はそっちが正しいのか?とか色々考えたりしてました。

 

相変わらずホーソーンはあまり好きになれない相手ではあるけれど、主人公がホーソーンの愚痴を言うとかばいたくなってしまう魅力はある。私も主人公と同じでホーソーンには何か事情があると信じているのでね!

作者も10巻に渡ってホーソーンの謎を解いていくと言っているらしいので楽しみ。そしてホロヴィッツ以外の作家も出てきて作家事情も垣間見れておもしろかった。作家ってあまり稼げないのかなあ。あと子ども向けの作家ってなると馬鹿にされやすいのだろうか。子ども向けの作家なんて素敵だけどね。

 

ホーソーン以上に嫌なやつであるグランショー警部が出てくるので、ホーソーンの嫌なやつ度がだいぶマシになっていた。万引きの件は本当にひどい。

そしてホーソーンはいい加減にホロヴィッツに犯人を伝えておいた方がいいのでは?でもまだ確定してないのに言うと余計なことを言うだろうからということ?でも直前には伝えておいた方がよかったと思うよー。そして今回もホロヴィッツは失策してしまっていて事件に大きく影響を与えてしまっている…。いやー、でも仕方なくない?その不審さでホロヴィッツは早く気付けたのだからよかったのでは??

 

主人公の境遇に不憫になりつつ、でもホーソーンの裏を暴こうと意外に強かな面もあったりしてホロヴィッツもなかなかすごいなと思います笑。

あと主人公と妻の2人の仕事場が同じ部屋にあって仕切られていて、しかも上階にあって景色も綺麗って素敵だなと思いました。夫婦仲良しだしそんな仕事場所が家にあるってすごい。

にしても読書クラブって海外だとそんな主流なの?やりたいよー!

 

そういえばこのミスでもホーソーンシリーズの最新刊が2位になってて最新刊まで読みたくなってしまった。

でも他の本も読まなきゃな〜!