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あらすじ
「メインテーマは殺人」の刊行まであと少し。ホロヴィッツとホーソーンは本の紹介のために文芸フェスに参加する。そしてその島で殺人事件が起こりーーー!?
読んでみて
ホロヴィッツシリーズがどんどん大好きになってきたこの頃。
1、2巻はやや似たところもあったけれど、今回は島が舞台なのでまた少し違ってくる。
ホーソーンが乗り気なのは謎のまま島に訪れる。そしてホロヴィッツよりもホーソーンが人気になってしまって、気が気じゃないホロヴィッツ。人に好かれるのが上手いよね〜。
こういう文芸フェスに行くの憧れだなあ〜と思いながら読んでいた。日本にもあるのかなあ?でもこうやって作家さんが直接来て売ったりするのってあんまりなさそう。どうなのだろう?
文芸フェスに参加者はわりと多くて、最初はなかなか覚えられず。ただ、読んでいくうちに気にならなくなったかな。
そして今回も色々現代の問題が入っていて考えさせられた。しかも今すごくタイムリーなことだなあと。
また、幼少期の学生の時の関係性を引きずっているのって痛いなあと思いながら読んでいた。全然成長していないよね。成人式に行った時もそういう人がいて、もうクラスメイトでもなんでもないのに自分が上だと未だに思っている感じで。狭い世界で生きてるし成長もしてないしでうんざりした思い出。
そしてまたしてもホロヴィッツ!!!
そんなことをやってしまったのね〜〜〜と衝撃的だった。ホロヴィッツのうっかりがどんどん増えていく。
今作は文芸フェスのために島に行くという設定もいいし、文芸フェスの関係者たちとの関係性があって、そして遂には殺人事件が起こる人間関係がいい。ホロヴィッツが人との関わりを色々心配したり困ったりするのはすごく共感できた。
非日常空間が起こるため舞台なので1、2巻とはまた違った楽しさがありました。
そして少しずつホーソーンについても明かされる。
主人公はホーソーンのこと気になりしすぎでは??と思うけどね。自分の知らないところで調べられたりしてたら嫌だなあ〜。
また次の作品も楽しみ〜!