文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

2020年ベスト小説16選

2020年ベスト小説16選

題名通り!

2020年は109冊本を読んだのですが、その中からベスト16を選びました!

ベスト16ってだけで特に順位は決めてないです。どれも良い!

 

裔を継ぐ者 たつみや章

裔を継ぐ者

裔を継ぐ者

 

あらすじ

前作のポイシュマたちから千五百数十年後

ポイシュマの子孫であるサザレヒコは、身体が弱かったのもあって甘やかされ我がままに育っていた

村の重大な掟を破ってしまったサザレヒコは家族にも見放され、一人暗くて怖い森の中で生きることになるがー?!

ひとこと!

月神の統べる森」の外伝である今作。

ポイシュマと比べてワガママで甘ちゃんなサザレヒコだけど、どこか現代人っぽいところもあって色々と考えさせられる作品だった。

色々思うところがあったので感想を書きたかったのに一年たってしまったという(苦笑)。

サザレヒコは動物を自分で仕留めて調理することが最初はできなくって、それをポイシュマが諭すのだけど、現代人の私たちも食べる動物と愛でる動物がキッパリと別れて生きていて、食べる動物を生きている動物だって実感できていないんだな、としみじみ感じた作品だった。

 

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 宮部みゆき

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感想(12件)

あらすじ

伯父夫婦の家に居候中のおちかは、今日も百物語に励む

三島屋の息子たちも登場しつつ、今度はなんと瓢箪古堂の若旦那の語りもあってー?!

おちかと百物語の関係も大きく変わる今作!

ひとこと!

私の愛すべき作品。

5作品目でなんと!

とうとう!

おちかが大きく動く?!

いやもう本当に最高な作品でした。おちかの成長を見守れてよかった。年代が似ているのもあっておちかに感情移入もしやすかったし。

私が好きなのは「だんまり姫」です。

↓詳しい感想はこちらにも↓

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王都炎上 田中芳樹

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感想(2件)

あらすじ

パルス王国の王太子であるアルスラーンは14歳の時に隣国・ルシタニアとの初陣に挑むが、パルス王国は大敗してしまう。

混乱する戦場の中、アルスラーンは最強の武将・ダリューンに助けられ、以前は王宮にも出入りしていたという知略家・ナルサスに助けを求めに行くがー。

ひとこと!

荒川弘版の漫画から入ったアルスラーン

イメージが完全にその漫画のイメージだったけども、小説の絵は結構キレイめだったのが対称的だった。

全16巻内容も読みやすいので、漫画から入った人も成長物語やファンタジーが好きな人にもオススメ。

ただ結末は賛否両論あるみたいですね。

でも読んで損はしない王道ファンタジーだと思う!

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あらすじ

ホビット庄に住むホビットであるフロドは、あるとき魔法使いのガンダルフに指輪の正体を知らされる。

成り行き上、指輪を持ってホビット庄から逃れ出た彼らは、指輪をめぐる争いに巻き込まれていくことになりー?!

ひとこと!

超有名な作品。

ホビットの冒険」を読んでからずーっと読みたくって。

でもいつか読んだ時に旅の仲間の最初の部分で挫折してしまったんですよ。

あそこで挫折する人結構いるみたいですね。

でも今回は「ホビットの物語」を読んでからだったので乗り越えれた!

あの部分は前置きみたいなものなのでザッと飛ばして後から読んでもいいと思う。

最後は泣きに泣いた思い出。

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感想(1件)

あらすじ

闘蛇という獣の医術師をしている母をもつエリン

ある時大事な闘蛇が何頭も死んでしまい、その責任を問われてエリンの母は処刑されてしまうことになり、エリンは必死に助けようとするがー?!

ひとこと!

2019年あたりから上橋菜穂子先生の作品にハマりにハマって!

獣の奏者も例に漏れずとてつもなくおもしろかった!!

どうしてこうも人の人生をリアルにかけるのか。

文化人類学者だからこそなのかな。

児童文学でもあるので読みやすいのも良い。でも深い。とても深い。

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西の善き魔女 荻原規子

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感想(4件)

あらすじ

北の高地で暮らすフィリエルは、舞踏会に母の形見の首飾りをつけて出る。

それが少女の運命のはじまりでー?!

ひとこと!

前にも何回か読んだことがあって、大好きな作品。

やっぱり最高。

特に2巻のフィリエルとルーンの関係性がいい

世界観も好きだし、SFっぽいのもいい。

荻原先生の作品ならではの女の子たちが困難な状況を切り開いていく前向きさが好き!

 

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感想(0件)

あらすじ

9歳の少年コナー自閉症と診断されていた。ぬいぐるみの猫と身体につけられた紐

精神科医のジェームズは独特のコミュニケーションを取るコナーは自閉症ではないのではないかと疑い始めるが…。

空想と現実が交差する不思議な物語。

ひとこと!

ノン・フィクションで有名なトリイフィクションの物語

でもコナーが本当に現実に存在するかのように活き活きとした描写で描かれている。今までトリイが出会ってきた子どもたちが参考にされているからなんでしょうね。

普段、トリイが描いている作品と似ていると思いきや、ミステリー要素が強く、SFっぽくなるのも夢が広がってとっても良い。

 

ペスト カミュ

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感想(1件)

あらすじ

ある町でネズミが死に始め、そして熱病者も続出し始めた。医師のリウーはペストではないかと疑うが、なかなか対応は進まない。

いつしか人々は、ペストが蔓延する状況にも慣れ始めてー?!

ひとこと!

今の世相を反映していてすごい。

人々の日常がペストがある状態に慣れきっていくのも一緒だし、周りが応援してくるのも一緒。

大事な人に会えなくて苦悩したり、自暴自棄になったり、自分の命をかけても人を救おうとしたり…。

今の時代だからこそぜひ読んでほしい。

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1984

一九八四年新訳版 (ハヤカワepi文庫) [ ジョージ・オーエル ]

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感想(28件)

あらすじ

<ビック・ブラザー>率いる党が支配する世界。

ウィンストンは真理省記録局にて文書の記録などを改竄することが仕事だったが、日常をも全て監視されている社会を窮屈に感じ、ある時ジュリアと出会い逢瀬を重ねていく。

徐々に反政府組織に傾倒していくウィンストンだが、その先に待っていたものはーーー?

ひとこと!

ディストピア小説の金字塔。

有名な作品で、最近また人気になっているよね。

とにかく内容が怖すぎるし、読んでいるとになってくる。でもこういう世界にならないようにみんなで止めないといけないなあと強い切迫感を感じる。

「すばらしき新世界」の方が一見楽しそうなので読みやすい。

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青い眼がほしい

青い眼がほしい (ハヤカワepi文庫) [ トニ・モリソン ]

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感想(1件)

あらすじ

「青い眼がほしい」と黒人の少女ピコーラは祈った。そうしたらみんなが愛してくれるかもしれないから。

「わたし」が語り手となり、少しずつ日常を語っていく。

周囲に生きてる黒人たちの人生とともに。最後にピコーラに戻っていくが…。

ひとこと!

差別が人の根底に存在している姿を見せつけられた作品。

黒人が「黒んぼ」と黒人に言う。黒人であるというだけで、自分の価値が下がると当たり前に思っている子どもたち。黒人を人間だとは思わない白人たち。誰にとっても当たり前すぎて差別とさえ自覚されない差別。

なんて大変な状況を黒人たちは生きていたのかと思うと辛くなる。

そして自分の心の差別にも向き合わされる作品。

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月の影 影の海 十二国記 小野不由美

月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫 新潮文庫) [ 小野 不由美 ]

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感想(47件)

あらすじ

普通の女子高生だったはずの陽子は、ある時見知らぬ男に連れられ異界へ。

陽子に「お捜し申しあげました」と言った見知らぬ男とはぐれ、何かなんだか分からないまま異界で生きていくこととなる。

今までの生活とは全くことなり、妖魔から命を狙われる日々が続く中で少しずつ陽子に変化がーーー?!

ひとこと!

今年、この作品と出会えて読めて最高に幸せだった!

ファンタジー好きな人や異世界ものに興味がある人はぜひ!

民を抱えて生きる王の苦悩、王と民を思う麒麟の苦悩、そして民たちの苦悩。

壮大なスケールだけど、弱くても前を向いて生きようとする人々にも焦点を当てている作品。

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黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続 宮部みゆき

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続 [ 宮部みゆき ]

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感想(3件)

あらすじ

おちかに代わり新たな聞き手となった富次郎。評判になっている三島屋の百物語には語りたいと言う人が大勢来る。

一人での聞き手に慣れない富次郎だが悩みながらも自分なりの「聞き手」と作っていくがーー?

恐ろしくも愛おしい極めつきの怪異と不思議が4編

ひとこと!

おちかがいなくなってしまったのはとても悲しかったけど、雰囲気も新しくなって富次郎の百物語のはじまりはじまり〜。

富次郎はおちかと違ってそんなに大変で辛い思いはしてないから、最初は恐々と聞いていて頼りなさげな部分もあったけど、ちょっとずつ成長していっているのもよかった!

全体的にちょっと怖い話が多かったけど、三島屋変調百物語は存分に楽しめました!次回作も楽しみ!

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自閉症だったわたしへ

自閉症だったわたしへ (新潮文庫) [ ドナ・ウィリアムズ ]

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感想(14件)

あらすじ

オーストラリアで生まれたドナは、周囲とは違う面が多くあった。

うまく付き合うことができず、自分でもどうしたらいいのか分からず、傷つき苦しみ続けた。

それでも自分を見つめ続け、模索し、人と関わりながら、とうとう文章にしたのが本作。

ひとこと!

本当にドナは素晴らしいと思うし、生き抜いて、この本を出したことはドナの強さだと思う。

一般的に自閉症の人がよく行う動作をドナはどうして行うのか説明してくれる。もちろんドナが言っていることが全ての自閉症の人に当てはまるとは限らないけれど、私たちが自閉症の人を理解するための大事な手掛かりになっている。

この作品を読んで今までとは違った側面から物事を捉えられるようになったと思う。

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白銀の墟玄の月 十二国記 小野不由美

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あらすじ

泰麒が戻った。李斎とともに戴国へ戻り、驍宗を探すことにする。

しかし驍宗は行方知れずで仲間たちもどこにいるか分からない。阿選に気づかれないように行方を追うがーー?!

ひとこと!

最高!以外の言葉がない。

4巻あるのだけどもう一瞬で読んでしまった。濃密な時間だった。

泰麒が驍宗が李斎が民が…!

みんなに物語があって、みんなが驍宗の無事を願っていて、あんな幼かった泰麒が大人になって!!

私的には「黄昏の岸 曉の天」「魔性の子」「白銀の墟玄の月」そして最後に「魔性の子」をもう一回読むのが良いと思う!!

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赤毛のアン モンゴメリ

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ1 (新潮文庫 新潮文庫) [ モンゴメリ ]

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あらすじ

赤毛のアンは孤児だったが、マリラとマシュウ兄妹に引き取られることになる。

ところが二人は男の子を望んでいたようでー?!

ひとこと!

女の子のバイブルと言われる有名作。

やーっと読めた!といっても1作目だけですが。とにかく心に沁みた。

赤毛のアンって少しずつ大人になっていくと思ったら、1作品目でもう大人になることにびっくりしました。アンみたいな素敵な女の子になれたら羨ましいなあ。

 

シルマリルの物語

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感想(8件)

あらすじ

中つ国の成り立ち、ヴァラールたち、そしてエルフ、人間。西の海を渡るとどこへ行くのか?アラゴルンの祖先やエルロンド、ガラドリエルは何者なのか。

人間とエルフの関係、そしてサウロンが仕えたモルゴスとは?

指輪物語につながる壮大な物語がここに。

ひとこと!

指輪物語以前の中つ国の物語。

そもそも中つ国はどうやって生まれたのか、サウロンは元々何者だったのか、エルフの歴史やガンダルフたちについてもいろいろ知ることができる作品。

残念なのはホビットの記述はないこと!

でもこれを読めば指輪物語もさらに楽しくなる!でも順番的には指輪物語を読んでからの方が読みやすい!

↓詳しい感想はこちら↓ 

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