文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

【赤川次郎】ふたり

有名な作品ですが、今回初めて読んでみたよ。大切な人を亡くした人のモーニングワーク(喪の作業)の過程だなあと思いました。

 

あらすじ

実加にはなんでもできるお姉ちゃん・千津子がいる。大切な大切なお姉ちゃんだったのにある時事故にー。ところが死んだはずの姉の声が聞こえてきてー?!

読んでみて

赤川次郎先生の作品は地味に好きなんです。あんまり紹介していないけれど、さらっと読めるし面白い。本の面白さってこういうのだなあ〜と思う。

今作の「ふたり」はちょっと重い作品。

 

姉の千津子が亡くなってからも一家には色々な試練がふりかかる。姉を亡くしたという深い悲しみが家族全員にある。

その上で家族って集団だからその一員がいなくなるということは家族関係が変わることを意味している。姉である千津子がいることで家族が円満になっていたのかもしれない。

 

母は頼りたい性格で千津子と夫がいたからなんとかなっていたけれど、千津子がいなくなってしまい、さらには夫もいなくなってしまい…。

夫の方も千津子がいたときは千津子に妻や実加のことを任せていた面があっただろうけど、千津子がいなくなってそれを一手に引き分けなければいけない面もあったのだろう。

まあ、いたずら電話をかけたのは最悪だと思うけど。にしても姉が出てくるきっかけになったことと言い、泣きっ面に蜂状態。辛すぎる。

でも実際、落ち込んでたりする人にはその人たちを利用しようとする人が近づいてくるからね〜。なかなかひどい。


千津子の声が聞こえるというのは、ファンタジー要素が強く入っているように思う。お姉ちゃんならどう思うかな?くらいじゃなくって本当に会話しているわけだからね。

 

この家族の中で実加だけが姉の死を乗り越えていく。まだ子どもだったからこそこういう乗り越え方ができたのかもしれない。母は不安定になり父は別の女性に逃げる。途中、なんとか乗り越えたかに思えたのだけど脆かったみたい。

 

父は最低すぎるけど、母のケアをずっとするのも大変だったのだとは思う。でもなんか話し合えたりできなかったのか?向き合うのを恐れているよね〜。

結局、「逃げ」だと思う。実加をちゃんとケアしてくれる大人もあんまりいない。

実加は徐々に成長し、千津子と似ているところが多くなる。自信がなかった少女が成長していくのは素晴らしいけれど、子どもになりきれないからこそ千津子のようにしっかりしないといけない部分もあるように思う。千津子は頑張りすぎだったわけでね〜。子どものうちは子どもらしくさせてあげてほしい。


続編の「いもうと」が2019年に刊行されているらしくって、続けて読みたいと思う。

【漫画】懐かしの少女漫画を読みたい! ちゃお編 後編

最近、懐かしい少女漫画作品を読みたくって、大人買いしようかな〜と思っています。読みたいと思っている&オススメの作品を紹介!今回はちゃお編!中編!

基本的に1990年代から2000年代の作品をまとめていきます!

↓前編、中編はこちらから↓

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水色時代

作者:やぶうち優

あらすじ

優子は小学6年生。ブラジャーや生理やちょっとずつ大人になっていくクラスメイトたち。大人じゃないけど子どもじゃない「水色」のときを描くー。

ひとこと!

すごーく人気な作品!子どもだけど、ちょっとずつ大人になっていく。初々しく感じるけれど、みんなすごーく悩んでるんだよね。

全7巻完結。小学館eコミックストアで読めます。

その他にも新装版など関連書籍あり!

新 水色時代

新装版 水色時代〜思春期〜

水色時代 ベストセレクションMI・JU・KU

ふらいんぐ・人魚姫

作者:陣名まい

あらすじ

東子は水泳の名門校で速くなるため日々努力をしている。一方、水泳部の部長だった春人は泳ぐのを辞めてしまい、「水の貴公子」として水泳を楽しんでいてー?!

ひとこと!

プールが舞台なのもあってちょっとドキッとする作品。努力し続けることが正しいと思っている東子と違うベクトルで水泳を楽しんでいる春人。二人の関係にきゅんきゅんすること間違いなし!

バクレツ・歌姫21

作者:五十嵐かおる

あらすじ

花村めぐはアイドルオーディションに参加することに!3人の女の子たちが猛特訓することになって?!

ひとこと!

時代を感じる作品〜笑!元気で明るいめぐたちを見ていると楽しくなれること間違いなし!

全1巻完結。小学館eコミックストアで読めます。

デ・ジ・キャラットにょ

作者:水瀬いつる

あらすじ

でじこデ・ジ・キャラット星の王女さま。地球にやってきたでじこはプリンセス修行に励むがー?!

ひとこと!

水瀬いつるさんの絵柄が好きなんですよね〜。こげとんぼさんの絵柄も素敵なんですけども!有名な作品なのでぜひ!

アニメ化もしています!!

↓他の作品はこちら〜↓

極上!!めちゃモテ委員長

作者:にしむらともこ

 

あらすじ

北神末海はモテる女の子になるためにがんばることに!パーフェクトなめちゃモテ委員長になれるのか?!

ひとこと!

とっても有名になった作品。女の子が可愛くなるために努力するのは素敵!ハムスターのテモテモが可愛い❤︎

全17巻完結。小学館eコミックストアで読めます。

ふしぎ星の☆ふたご姫

作者:阿南まゆき

あらすじ

アニメ化されていた作品!「おひさまの国」のふたごのプリンセルファインとレインは奮闘する!

ひとこと!

それぞれ青と赤の服を着ているのが印象的な可愛い女の子たちの物語。プリキュアとはまた違った雰囲気で好きだったな〜

 

↓他の作品はこちら↓



 

【本】1月に読んだ本

2021年最初の月は14冊読みました〜。本当は18冊くらい読むのが目標なんですが…。ちょっと1月忙しかったのもあって難しかった。目標数は立てているけどじっくり読みたい本はじっくり読みたいのでしょうがない。

 

エンジェルエンジェルエンジェル

前に途中まで読んでいて、そのままになっていたのでやっと読めて良かった。ちょっと悲しい気持ちになる作品です。単行本と文庫本は結末が異なるみたいで、今回は文庫本を読んだので単行本も読もうと思う。でも悲しくなるんだよね〜。

 

ソナンと空人 2〜4

   

昨年に1巻を読んで今月やっと全部読めました!分量としてはそんなに多くないので一気に読むのをオススメします。今年のファンタジー作品制覇1作目でした〜。

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妖怪アパート1〜4

名前は知ってたのだけど読んだことがなくって読むことに。妖怪系は好きなのでおもしろかったです。元は児童書だったからか1冊は短くてすぐ読めます。続きも読んでいこうと思う。

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獣の奏者 探求編、完結編、外伝

昨年に1、2巻は読んでたのですが、外に出かけにくくなってから買えてなくって。やっと買いに行けたので読みました。やっぱさすが上橋先生!!全作品読んでしまったのが悲しすぎる…。

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働く君に伝えたいお金の教養

電子書籍で購入。電子書籍だと定期的にセールになってるのがいいよね。「お金の大学」を読んで以降、久々のお金関連の本でした。こういう本はあんまり読まないんだけど読むとためになるね。

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ストーリーセラー

 

有川浩先生の小説。いつの間にやらこういう病気の本を読むと辛くなってきた。それもあってそんなに夢中にはならなかったかな。でも有川先生の本は読みやすいのでオススメです。

終わらざりし物語 上

 
 

やーっと上を読みました。よかったよかった!関係図が分からなくなりすぎるので家系図をめちゃ描きながら読んでました。トゥーリンが悲しい!!

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【本】働く君に伝えたいお金の教養

著者の出口治明さんは有名な方みたいです。私はあんまりお金についての本とか経済系の本とか全然読まないので知らなかった。

定年近くになって会社を興したり、それが成功して今もなお働いていたり、年齢的には高齢者に入るのにすごく新しい価値観を持っていたり…。とにかくすごい!

自分が年取っても彼のようにはできない気がする。まず新しい人に会いたくなくなりそうだから…(苦笑)。

読んでみて

前にお金の大学を読んでいたので、被っているところは多かったかな。

でもお金の大学はただ分かりやすく情報を提示しているとしたら、こっちは対談形式をとっているので、自分と同世代の人が素朴な疑問をぶつけていてそれに出口さんが答えていて分かりやすかった!お金の大学が教科書的なものだとしたら、こっちはその後の質疑応答っていう感じでした。

バブルがおかしい?

NISAのあたりは情報としては知っていたので、どっちかというと今と昔の違いとか、年金についてとか、専業主婦とか多くのものは戦後に作られたものとか、そういうのをデータを出して提示してくれていて面白かった。

 

不景気不景気っていけれど、今までがおかしかったっていうのは確かにそうかもって思えた。ただ諸外国をみていると、他の国はこの20年でちゃんと賃金が上がっているのでたいして変わらない日本って問題だと思うけどね。

 

だってNISAだって20年後とかに経済がよくなっているから買うわけで。変わらなかったら増えないじゃんね。

 

だから日本よりも海外のを買ったほうがいいってことなんだけども。バブルとかはおかしかったにせよ、ちょっとずつでも給与が上がらないのはヤバいと思う。けど、日本は少子化がどんどん進んでいっているから衰退していく一方なんだろうか。担い手がいないわけだからね…。消費する人も少なくなるわけで…。うーむ。

年金の心配

あとは年金の心配も基本的にはしなくてもいいってことはわかった。日本がなくなることは滅多にないだろうし、そうなったら年金どころではないから。

でも額がどんどん減らされたり、年収の制限を設けられたりすることはあるのではないかなーと思う。出口さん的には年金の受給開始年齢が上がったのは健康寿命が延びたから当然のことっていう感じではあったけども。

 

でもやっぱり高齢になって働き続けるのは難しいような気がする。出口さんみたいにみんなパワフルではないし。再雇用でも大幅に給料は減ってしまうし、街中を見ればスーパーの警備員とか清掃員とかに高齢者にあたる人が従事していることが多い。つまり、高齢になればなるほど一握りの人を除いでは無資格でできるような賃金の低い給料の仕事につかざるを得ない。

 

だからってずっと会社に居座られたら若者も困るよね。でも年功序列社会じゃなくなれば別に困らないのか…。

 

働きたい人は働けばいいと思うけども、そうじゃない場合は健康寿命が延びていたとしても体力的にハードな仕事につくのは難しいからこれ以上年金の受給年齢を上げるべきじゃないと思いました。ちなみに心理士は常勤では定年はありますが(会社と一緒なので)、基本的に働き方は多様なので何歳まででも働けると思う。

経済は効率的

福祉側の人間なので、ぶっちゃけ経済的・効率的な考え方はあんまり合わない!!だから経済の本をあんまり手に取らないんだよね。

 

国民皆保険制度があるのは素晴らしいけれど、だからといってそれだけでいいわけでもない。日本は教育とかにもあんまり投資しないから、そりゃ少子化になると思う。

 

福祉も教育も本人たちが当事者にならない限り困らないし、困った時に何か行動しても自分に恩恵が出るまでには長い時間がかかるから、みんな「大変だったけどこんなもの」みたいな感じで終わっちゃってあんまり変わらないんだろうな。

 

今みたいな状況だとセーフティネットがどれだけ大事か分かる。少し前までは生保の受給者叩きとかあったけど、いつ自分も必要になるのか分からないのに。叩くメリットなんて一ミリもなかったと思う。

 

福祉を軽んじる人は自分が必要になるっていう想像ができない。著名人なら実際にその通りになるかもしれないけれど、そういうひとに乗っかっている一般人は自分の首を絞めていると思う。...まあ愚痴はここら辺にしときます。

頑張って積み立てる!

使う編が面白くって、財布と投資と引き出せる預金の三つで考えるといいらしい。

 

投資は必要のないお金ってこと。ぶっちゃけ今の私には必要のないお金ってないけど、頑張って捻出してます。

今まで人生に対して刹那的な考え方してたので、NISAの考え方って合わなかったんだよね。だって20年後って!

でもまあ将来に希望を持つ意味でもやっておいて損はないかなと思いましてやっています。

 

長生きしたい割にはそれを自分では信じてなくって。何回か死にかけたことがあるから人生って儚いものだなって思っている部分があるんだと思う。だから20年後、或いはそれ以上先の自分のために積極的に投資できるってすごいと思う。

 

老後のことを心配できる人も未来を信じているわけですごいと思う。未来に投資するのってある意味願掛けみたいなものなのかもしれない。

まあそういう考えだから経済や日常にすぐ使えるような本よりも物語とかノンフィションとか、とにかく誰かのストーリーが入ったものの方が好きなんだろうな〜。ずっと夢をみていたのかも。

 

【沢村凛】ソナンと空人4 朱く照る丘

ソナンと空人4冊目。今回で完結です。

あらすじ

ソナンは祖国のトコシュヌコにて勤勉に働き、父のもとへ帰ることに。このままここで生きていくと思っていたソナンだったが、弓貴から来た使者の名前を聞き、激しく動揺してー?!

 

読んでみて

1巻目を読んだときよりも、巻を重ねるごとに面白くなっていく。ソナンもちょっとずつ成長もしているしね。

全体を読んでみると、ソナンという一人の人生を描いた物語っていう感じでした。

 

 


以下ネタバレあるので注意!

 


なんとなーく予想はしていたけれど、トコシュヌコに来ていた使者はナナ。ソナンが考えて実行した計画は面白かった。そんなうまくいくか?とも思うけどもね。

でも離れ離れだった二人が再び会えたのはよかったし、ナナの気持ちも知れてよかった。でも、そこから急に不穏な動きに巻き込まれていくのにはびっくりしました。この後どうなっていくの?!って。

 

ソナンは汚いところも自分勝手なところも多い。人間らしいんだけど、あんまり葛藤しないからソナンにそこまで寄り添えなかったのかな、と思う。ソナンって基本的には感覚的な部分で物事を考えているから、あんまり葛藤しないのだよね。

ソナンの中ではトコシュヌコよりも弓貴の方が上なのは変わらなくって、だから表面的には悩んでもそっちを選ぶのは決まっているようなもの。

今回の内乱に参加するかどうかにしても、ソナンは元々今の王家に不満を持っていて、その時点でソナンがそっちを選ぶのは当たり前のように決まってしまっていて。でももっと一般的な人間はそこでもっと悩むはずなんだよね。

執事のこともちょっと言っていたけど、今まで関わってきた人たちが傷つくかもしれないことをやるわけだから。それに失敗した場合、ソナンだけでなく弓貴も窮地に立たされるように思う。もうちょっとそういったことに対する怖さとか罪悪感とかそういうのがもっとあってもいいはずなんだけど、自分と自分の大事な人が良ければ良し、っていう部分が強いのだよね。向こうみずというか。

 

だからこそ六樽様がソナンに怒ったのは当然のことのように思う。ソナンは自分が大事だと思った相手にはとことん尽くすけどそうじゃない相手にはすごく冷たい。それが極端すぎるようにも感じてしまう。

弓貴でもトコシュヌコのような反乱はいつか起こるだろうし、やる側から見ればそれは正当なものになるんだろうな。王族についての描写はほとんどなくって、もしソナンが王族と仲が良かったらこういう展開にはならなかったように思う。まあでもそこが六樽様とトコシュヌコの王族の違いなのかもね。

 

4冊とも結構すぐに読める作品なのでおすすめです。でもソナンの葛藤とかがもうちょっとあったり、スローペースな展開でもよかったかもと思う。ソナンの生き様が性急だからか本作も展開が結構早くって。もうちょっとこの世界を堪能したいと思えたのでね。

沢村先生の作品は今作が初めてだったので他の作品も読んでいこうと思う。

【JRRトールキン】終わらざりし物語・上

シルマリルに続いて終わらざりしの上も読みましたー!けっこう疲れる。内容は面白いのだけども普通の小説っぽくないので…。指輪物語の方がめちゃくちゃ読みやすい。

 
 

 

まずはトゥオルの話から!

トゥーリン比べるとトゥオルってめちゃ好青年だし人生もトゥーリンよりは良いイメージ。トゥーリンが可哀想すぎるだけだけどね〜。

神に呼ばれてるわりにはけっこうのんびり旅しているのがおもしろかった。フロドたちもそうだけど、みんなすごい道程を歩いていてそれだけで大変だろうね。

トゥオルとトゥーリンは従兄弟なんですが、一瞬だけすれ違うのね。でもお互い会ったことないし、写真とかもないから顔も知らないわけで、その一瞬がなんだかすごく悲しかった。

トゥーリンは家族を求めていて、もしトゥオルと出会えていたら(あの時点で出逢えていてもあんまり意味はなさそうだけど)、何か変わったりしなかったのだろうか…と思ったり。でもモルゴスのせいもあるもんね〜。

トゥオルの話は今から!ってところで終わります。イドリルと出会って、2つめの人間とエルフのカップルが完成する。その一方で、トゥオルに嫉妬したマイグリンの裏切りが起こるの。結局人間たちってエルフに不幸を持っていくことが多いな、と思う。基本的にはエルフ>人間の世界で、エルフの王子レベルの人間が出てくると輪が乱れるんだろうね。

 

トゥーリン!

そしてトゥーリンです。中つ国の中でも悲惨な人生を歩んだ人。フーリンもモルウェンも一家全員不幸だよ。シルマリルの物語の中でストーリーは知ってたので、また物語を読んでいくのが辛かった!悲しい結末しかないもん。

にしてもただ悲しいだけじゃなくってトゥーリンの性格があんまり良くないんだよね〜。幼少期はすごく良くって、怪我をした下男と友達になって贈り物をして…。なのにフーリンがいなくなり、住んでいた町が乗っ取られ、一人エルフの元へ行かなきゃいけなくなって不幸が始まる。それともフーリンが頑張らなければモルゴスに呪いをかけられることもなかったのだろうか…。

モルウェンとトゥーリンは似ていて、モルウェンは面倒くさい人なんだよね。それが随所に表れていて、もうちょっとプライドが低かったら何か変わっていたように思う。子どもや自分<プライドだからね〜。そもそもトゥーリンと一緒にドリアスに行けばニエノールと一緒に育つわけだからあんな悲しいことにはならなかったのでは〜…。あとはモルウェンがドリアスを出るときにニエノールが追ってきたのに意地はって帰らなかったり。二人とも向こうみずで付き合う周りが可哀想だよ。

あと小ドワーフミームも可哀想。普通に考えて、歩いていたらいきなり矢を射られ、息子を殺され、その後家に住まわせてあげるとか…。なのに裏切ったってなっちゃうし。さっさとトゥーリンたちは出てって違う家探せばよかったんじゃんって思ってしまう。まあトゥーリンとミームの関係は良かったのだけども。

あとブランディアを殺すのもひどい。何でもかんでも殺すのをやめなよって散々わかってきたでしょ〜と思うんだが。ブランディアはマジで被害者。ちなみにブランディアの祖父母はトゥオルとトゥーリンの祖父母の兄弟なので親戚にあたるんだけど、そういう親しみの情もお互いない感じだよね。興味深かったのはニーニエルがブランディアのことを兄と慕ってトゥーリンのことを恋人と慕うんだよね。そこで第六感は働かなかったのか〜…。

 

ヌーメノールについて

ヌーメノールも面白かった〜。エルロスから続く家系図を描きながら読んでました。めちゃ長い家系図ができたよ笑。基本的には男の長子が王を継いでいるのだけど、途中から男女関係なく長子が継ぐことになっている。

アナルディルとエレンディスの話がひたすら悲しかった〜。なんか現代でもよくありそうな内容だったよ。お互い惹かれあって障害を乗り越えて結婚したのにすれ違い生活の結果破綻するっていう。

私は女性だからかほったらかしにされていたエレンディスの気持ちが分かるので、マジでそこで謝っておけばよかったのに!とアナルディルに思います。まあでもそんなところで謝れるような人間じゃないんですよ。器が違うんでね。あんだけ王座から離れて自由気ままに生きてきたくせにプライドは一人前なんだから笑っちゃうよね。

しかもその後、アンカリメもエレンディスは取られちゃって…。悲しすぎる。でもアンカリメの養育環境はあんまり良くなかったのでまあしょうがないんだけど。

やっぱり寿命が違うっていうのが一番問題だったのかもしれない。でもエレンディスがアナルディルに対して愛情がスッて冷める感じがめちゃ分かる〜。好きだった分ある日突然スッと冷めるよね。

アナルディルも我儘っぷりがひどかったけど、なんだかんだ港を作ったりして良い仕事はしてるんだよね。その子どものアンカリメの自由さもまあまあすごいと思う。わがまま女王様!って感じ。ハルラカールとの出会いは素敵だったのに全くうまくいかないしね笑。

あとは最後の方でミーリエルが継ぐはずだった王座をファラゾーン取られちゃうのが悲しすぎた〜。そのために結婚もしなきゃいけなくって…。二重に辛い!!そこからはインジルベース側の家の子孫がゴンドールの王になっていく、と。その辺り楽しみだな〜。

【漫画】懐かしの少女漫画を読みたい! ちゃお編 中編

最近、懐かしい少女漫画作品を読みたくって、大人買いしようかな〜と思っています。読みたいと思っている&オススメの作品を紹介!今回はちゃお編!中編!

基本的に1990年代から2000年代の作品をまとめていきます!

↓前編はこちらから↓

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ライバルはキュートBoy

作者:富所和子

あらすじ

野花の悩みは女の子の服装が好きな弟・空也がいることと、片思いの人である津河くんに素直になれないことでー?!

ひとこと!

とにかく空也が可愛い!!でも野花の意地っ張りで素直になれないところも分かる!みんな可愛くって初々しくて癒される!

全4巻完結。小学館のコミックストアで購入可。

富所和子先生の他の作品

ハートにダンク

あんまり最新の作品はなさそう?

 シンデレラ・コレクション

作者:今井康絵

あらすじ

新菜は真面目で厳しい母の元、真面目でしっかり者の女の子。おしゃれには興味がなかった新菜だったけど、ひょんなことからモデルになることにー?!

ひとこと

おしゃれな新菜がモデルになって、だんだんモデルとしての自分を確立していって、勉強も頑張って…とにかく新菜に勇気をもらえる作品…旭とのやりとりもすごく良かったな〜。

全6巻完結。なんと漫画図書館Zで無料で読めちゃいます!

https://www.mangaz.com/series/detail/207911

今井康絵先生の他の作品はこちら!

原宿バンビーナ!

はじけてB.B.

輝け!青葉

プチコミックの作品も描いていて大人向け!

 

すくらんぶる–b

作者:にしむらともこ

あらすじ

二ノ宮空が入学した学校はAクラスがBクラスをイジメていた。空はなんとかしようとするがー?!

ひとこと!

正義感の強くって、のびのびしている空が好きだったな〜。私、昔からこういう主人公に憧れる傾向があるかもしれない笑。ちゃお版のそんなにドロドロしていない花男のイメージ。

全4巻完結。小学館eコミックストアで読めます。

にしむらともこ先生の他の作品はこちら

極上!!めちゃモテ委員長

こっちの方がにしむら先生は有名かな。

花嫁といじわるダーリン

少女革命ウテナ

作者:さいとうちほ

あらすじ

天上ウテナは憧れの王子様を探して鳳学園に入学したが、そこでは不思議な掟に支配されていてー?!

ひとこと!

NETFLIXにてアニメも観えます。ウテナがひたすらかっこいい!ウテナとアンシーが本当に好き…。

全5巻完結プラス20年ぶりの完全新作が1巻。小学館eコミックストア読めます。

さいとうちほ先生の他の作品はこちら

輝夜

とりかえ・ばや

この作品も大好きすぎる!

ポケットモンスターPi Pi Piアドベンチャー

作者:月梨野ゆみ

あらすじ

ポケモン集めを命じられたマロンは色んなポケモンや仲間たちと出会いー?!

ひとこと!

チコリータがとにかく可愛い。チコリータ好きなんです。ちこちゃん。

全10巻。残念ながら中古作品しか見つけられなかった〜。電子版もないっぽい(泣)。

月梨野ゆみ先生の他の作品はこちら!

ポケットモンスター チャモチャモ☆ぷりてぃ♪

ポケモンってややこしい大人の事情のせいで電子化できないんだろうか…。悲しい。

きらりん☆レボリューション

作者:中原杏

あらすじ

月島きらりはアイドルの男の子に一目惚れ!!彼に近づきたくってアイドル宣言しちゃって?!

ひとこと!

キラキラな目が印象的な漫画だったな〜。アニメ化もされて人気な作品でした!猫のなーさんが可愛すぎた ❤︎

全14巻完結。小学館eコミックストアで読めます。

↓中原先生の他の作品はこちら↓

いじわるらぶ・デビル

すき・すき・だいすきっ

キス・キス

作者:八神千歳

あらすじ

中学1年生の奈緒は、憧れの「お兄チャン」に会うために学園に入学するが、そこでは「KISS」という超カッコいい5人組がいてー?!

ひとこと!

絵が可愛かった〜!当時にしては手書きじゃなくてデジタルなのが新鮮だった!そして逆ハーレム!!ドキドキできること間違いなし!

全3巻完結。小学館eコミックストアで読めます。

八神千歳先生の他の作品はこちら!

まんがみたいな恋したいっ!

ボクのプラチナレディー

くるみちっく☆ミラク

オレ様キングダム

 

懐かしのちゃお中編はここまで〜!後編につづく!

 

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