読んでみて
急にスポコンっぽくなって少年漫画色が強くなってきた2巻。今回もさらりと読めました。
妖怪アパートに改めて住むことを決めた夕士は、悩んでいたことが嘘のように充実な日々を送っていた。働いたりしなくちゃいけなくって中々に苦学生なのに、さらにさらに魔導士として修行を積まなきゃいけなくなる。
修行は結構おもしろかったのだけど、一発目からそんかうまくいく〜?!と思って読んでました。集中しているとトリップするのはよく分かるよね〜。なんか時間があっという間にすぎて、時間が自分のところだけ短くてなって損してるんじゃないかという気がしてくるもん。相対性理論を思い出す。いつか読んだ「ワトスンくん、これは事件だ!」のお陰で相対性理論をなんとなく覚えておけている笑。
精神的にめちゃくちゃ集中すると、確かにめちゃくちゃお腹空くよね〜。体だけじゃなくて頭を使うとお腹が空く。
私は頭を使うと後頭葉あたりが働いているような感じがするんだけど、視覚優位型だからそうなるのかなあ。大体イメージで覚えているので、試験とかも頭に教科書がある感じなんだよね。だから本を読む時も電子書籍よりも紙媒体の方が視覚的にどこまで読んだか分かるから合っている。人によってここが働いてそう!っていう脳の部位は違うのかな?
古本屋もなーんかあんまり人間っぽくなくて、というか人間より長生きしてそうな感じ。
出てくる大人たちの安定感といったらないね!夕士の成長物語だからこそ周りの師たちは人間が既にできている人ばっかり。でも大人になってもそんな人間ができている人なんてそうそういないぞ〜。夕士は恵まれているね。まあもしかした何百年も生きているのかもしれないけど。
今回は親友である長谷に妖怪アパートの秘密がバレてしまう。でも長谷は受け入れてくれて妖怪アパートに遊びにも来てくれる。
懐の深い人間だね。高校生なんてまだまだ子どもなのに夕士とは別なベクトルで大人になってるのは悲しいな〜。完璧人間っぽいので益々漫画見が強く感じるキャラクター。
男同士でここまでさらけ出せる親友って珍しいのでは??と思いながら読んでいた。知らなかったのだけど、男同士だけで旅行とかあんまり行かないんだね。そうじゃない人たちももちろんいるんだろうけど、女性同士で仲良い相手だと当たり前に旅行とか行くもんね。
だから夕士と長谷の関係ってものすごく貴重なのでは?と感じた。こういう本音を言い合える親友って羨ましいな〜〜。