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【沢村凛】ソナンと空人

沢村凛ソナンと空人

ソナンと空人という全4巻のシリーズモノ第1巻目。ちなみに和製ファンタジーで大体おすすめされている「黄金の王 白銀の王」を書かれた方が作者さんたで、こちらも気になる〜!

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あらすじ

ソナンは名将軍を父に持ち裕福な家庭に生まれたにもかかわらず、堕落した生活に甘んじていた。危機に瀕したソナンの前に空鬼が現れ、異国に落とされるがー?!

 

読んでみて

「烏に単は似合わない」と一緒に買った作品。烏よりは私が読みたいファンタジーっぽくてよかった!全4巻らしいのだけど短めで文章も読みやすいので2時間もあれば読めると思う。

1巻は土台作りという感じだった。ソナンが元々いた世界から違う世界へ行く理由、経緯、そしてそこでの暮らし。最初はヨーロッパ風の世界だったのに日本っぽい世界へ。日本だけど日本じゃないような世界観は好きだなあ。雰囲気とかが良い。「孤笛のかなた」っぽい印象。

最初の場面でこの人が主人公かと思いきやそっちが主人公か!ってなる構成は好き。

ただソナンが結構嫌なやつすぎて、新しい世界で心機一転やり直す描写自体は不自然でもなく素敵なのだけども、結局そんな変わってなくない?!と思ってしまった。

姫を恩賞として得ようとするのって、道端にいた女性に絡んでたのと根っこは同じじゃない?!と思ってしまう。相手の意思とかどうでもよくて自分がどうしたいかを優先するところがね。まあ、彼らを手伝いたい助けたいっていうのもソナンの一方的な希望だったわけだしその性格は変わってないのかな。

なんとなく結婚した姫とうまく行きそうな感じはするのだけど、なんとなく微妙に感じてしまう笑。姫も別に恋愛結婚とか望んでいたわけじゃないだろうけどね〜。でもソナンは相手のことが好きになったならまず相手の意思を確かめればいいのに。相手のことが好きってよりは手に入れたいと思っただけって感じ。マジで美女と野獣のガストンだと思う笑。ベルがどう思っているかとか関係なくベルが自分の結婚相手だと思い込んでいる感じがね。

ソナンの方が繊細だけど、繊細だからといって根本は一緒。あと間違えてお姉さんの方を娶ろうとした時も恋人同士だって知っても本人の思いを尊重したりはしなかったしね〜。こういう感じの「とにかく手に入れたい!」っていう思考が分からない。手に入れてから相手に優しくして尊重するつもりだろうけど、無理やり手に入れたら信頼関係なんてできないのにね。相手の気持ちを尊重しなかったら自分の気持ちも尊重されないのにね。まあひとまずは丸く収まった感じなので今後どうなるのかなあ。

グダグダ書きましたが、姫が恩賞みたいな扱いを受けて誰も主体性がある人間としてみてなかったのにストレスを感じただけです。でもそれくらい物語にのめり込めたってことかな。まあ十二国記の陽子や李斎がカッコよすぎたんだよねえ。

世界観は好きだし、わりと丸く収まってるのにあと3巻どうなるのか気になる。ただ今年読めるかは分からないな〜。読みたいけど積読が多すぎて消化しなきゃなのでね。でも今年で読み終えれたらいいなあ!