ちなみに文庫ではなくてあかがね色の方を買うとバスチアンと一緒に本の世界に旅立っている気分を味わえるよ!
あらすじ
少年バスチアンは学校の屋根裏の物置で盗んだ本を読んでいた。それはあかがね色の本で「はてしない物語」と書かれてあった。その本の中ではファンタジーエンの国が危機に瀕していてー?!
読んでみて
ずっと読んでみたいと思っていた作品。
モモが好きだったのになぜかこっちは読まなかったのだよね〜。
映画は観たよ!曲が好き!!
子どもの時に読んでおくべきだったな〜と思う。おもしろかったけれどずっと読もうと思いながら読んでいたからか期待値が高すぎた。あと「バスチアン!!何やってるの!」と思ってしまう場面が多くて心配してしまった。
やっぱり児童書は子どもの頃に読むのが一番だと思う。
大人でも楽しめるのだけど、子どもの時に読んでおけばもっと楽しめただろうな…と思ってちょっと悲しくなってしまった。
最初はアトレーユと幸いの竜が中心の物語。
完全にファンタジーで不思議なことがたくさん起こる。不思議な門だったり色々な街だったり…。
バスチアン側の話とアトレーユの話が交互に入っているのだけど、不思議なことにちょっとずつそれが混じり始める。
自信がなくてみんなからも馬鹿にされる少年だったバスチアンが勇気を持って本の中に入っていくところはよかった。
ライオンのグラオーグラマーンとのやりとりも好き。
ところがバスチアンはどんどん高慢な嫌な子になっていく。見た目はよくなったのに性格は悪くなる。サイーデはバスチンは利用しようとするけれどそれに気づかずにアトレーユたちを遠ざけてしまう。
そしてどんどん願いを叶えてあげる。ところがそうすると記憶もどんどんなくなっていく。
でもバスチアンは気づかない。
以前の自分を否定するバスチアンは見ていて悲しかった。
アイゥオーラおばさまと出会い自分を取り戻し、絵の採掘坑のヨルと出会い、アトレーユと再度友達になる。
どんどん嫌な子になっていったバスチアンが元の素敵な少年に戻っていく姿は嬉しかった。
けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。
という言葉がよく出てくる。
特に岩喰い男のピョルンラハツァルク、鬼火のブルッブ、豆小人のユックユック、夜魔のウシュウーズルたちは親しくなって、その後も離れられない仲になったようでその話が気になる!
エンデの作品を読み返そう読み返そうと思いながら全然読み返していない。
今作は初めて読んだけれど、モモやジム・ボタンは読んだことがある。
モモは子どもの頃に読んで本当に好き好きでずっとモモモモ言っていた記憶笑。