kindle unlimitedで読みました!
さらりと読めてほっこりする作品だったよ!
あらすじ
イギリスの由緒あるお屋敷。そこには昔から幽霊が住み着いていた幽霊屋敷だった!ところが引っ越してきたのは幽霊なんて気にもとめないアメリカ人のオースティス一家。困惑する幽霊に、長女のバージニアはかわいそうに思ってーーー!?
読んでみて
キャンタービルという表記もあればカンタビルという表記になっているのもあった。
有名なオスカー・ワイルドの作品。
物語の流れとしては分かりやすく、幽霊側が幽霊を信じないアメリカ人一家に手を焼くことになる。何をやってもうまくいかないので、こちらも幽霊が可哀想になってくる。一方で、無神経な?オースティス家族が羨ましくも感じる。
特に双子は幽霊側から見ると最悪なんだけど、双子側から見ると楽しそうすぎる。
そんなこんなで幽霊以外はわりと和気あいあいとしている雰囲気だったのだけれど、後半になってくると怪しくなってくる。
本当は死にたい幽霊は、死ぬためにやや強引にバージニアの助けを借りることになる。この辺りの詳細は明かされず、何が起こったかは想像するしかない。
バージニアは何が起こったのか夫にも誰にも生涯話さなかったとも描いてあり、ますます何が起こったか気になる。まあそこを描くとちょっとリアルすぎるのだろうか…。
今作は色々と映像化もされているようで、確かにこの作品は映像で観た方が面白いかもしれない。
次は荻原規子先生の「樹上のゆりかご」で出てきてからずっと気になっているサロメを読んでみたい。
オスカー・ワイルドってもっと難しいと思っていたので、サロメを読むの躊躇してたのだけど頑張ってみたい!
ちなみにサロメもkindle unlimitedにあったよ!