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【アガサ】クリスマス・プディングの冒険

 

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アガサクリスマス・プディングの冒険

アガサ・クリスティーが大好きなんですが、この度、全巻読み直そうキャンペーンをやることに決めたので、また1から読みます!でもまだ1回も読んだことのない作品もあれば何回も読んだことがある作品もあってそこはバラバラ。特に「カーテン」は読むのが嫌すぎて10年以上放置していたんです。でも読まないままだと後悔するので読もうと思って!

クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

価格:990円
(2020/12/30 22:34時点)
感想(10件)

 

あらすじ

盗られたルビーを取り返してもらうよう、高貴な御仁から依頼を受けたポアロは、ある家で伝統的なクリスマスを過ごすことになる。そこでは不審な手紙が届き、ついには殺人事件がー?!ポアロ5作品、マープル1作品の豪華な短編集。

 

読んでみて

初めに

461ページありますが、1作品は短めなのでサラッと読めます。こっちが犯人?こっちが犯人?と思いながさ読むのが楽しい。アガサはものすごく分かりやすい相手が犯人だけどアリバイがあるっていう場合と意外な相手が犯人っていう場合が多いのだけど(大体ミステリならそうか笑)、これはどっちのパターンかな?と考えながら読むのが面白い。基本はお金目当てが多いんだけど、今回はそうじゃない動機もあって新鮮だった。まあ数えたことはないんだけど大体は遺産目当てなんだよね。動機が複雑じゃない分、ミステリに集中できると思う。

 

クリスマス・プティングの冒険

ポアロがさる高貴なお方から依頼を受ける場面から始まる。最初は、その依頼と伝統的なクリスマスに行くのがどう繋がるのかが分からなかったのだけど、最後は分かってスッキリしました。子どもたちがポアロを慕ってからかおうとするのが面白い。ポアロって子どもからしたらそんな感じなのねー。まあ「外国人」っていう立場があるので、ちょっと軽んじられる部分はよくある。ポアロはその点を思いっきり利用しているので別に良いんだろうけども。この巻で出てくるポアロはもうかなりお年らしくって、それはなんだか悲しかった。元々そんなに動き回ったりはしないけど、もっと元気ハツラツとしていたポアロが懐かしい。

イギリスのクリスマスってなんだか素敵。古臭いって馬鹿にされているらしいけれどそんなことないよね。日本はもともとクリスマス文化がなかった国なので、そこまでクリスマスを大事にできるのが羨ましい。最初の「はじめに」でもあったけれど、アガサにとってもクリスマスの思い出は生涯の思い出だったみたい。自分はなんだろう?って思うと、お正月な気がする。イギリスのクリスマスって日本でいうとお正月の感覚が近いのではないだろうか。日本はクリスマスが恋人、お正月が家族だけど、世界では結構逆だよね〜。日本ではお正月はすでに家族と過ごす時だったからクリスマスって恋人と過ごすってことに変わったんだろうか?

とにかくクリスマス・プティングが食べてみたい!燃えている間にお願いしたり、6ペンス硬貨や指貫を入れたり!硬貨入れるのは不潔だと思っちゃうんだけど今もするのかな?何を引き当てたかで占えるのも楽しい。

にしても悪い男と付き合おうとしている少女もルビーも救ったポアロはさすが。

「あなたも経験をえられたわけだ。経験はすべて貴重なものです。あなたの前途には幸福が待っているとわたしは予言します。」

いやー、ほんとそう!にしても今回はブリジェットが功労賞でしたね。風邪をひかないことを願う!!

 

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