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自由への道 奴隷解放に命をかけた黒人女性 ハリエット・タブマンの物語

ハリエット・タブマンについての本!

彼女について読むのは2冊目!

前回読んだのはこちら

 

読んでみて

以前読んだ作品とは違ってこちらは完全に物語だった。

だから読みやすさで言うと断然こちらだと思う。

子ども向け作品でもあるので、とても読みやすい。

 

ただ、ハリエット・タブマンについて詳しく知りたい!という人にとっては物足りないと思う。

物語形式で考察は書かれていないので、どうしてハリエットは一度も脱線させることがなかった理由も特に書かれていない。どちらかというとハリエットの主観、つまり宗教よりになっている。

ハリエットの母親の出自だったり、ハリエットの両親が逃げるのを渋ったりとか、晩年に人に騙されたりしたとか、ハリエットの子どもではないかと思われていた人物についてだったりとかそういう微妙なことについてはあまり書かれていない。

 

さらりと読みたい人とか、まずこの作品を読んでからより詳しい本を読んでいくっていう読み方がオススメかな。

 

今作の著者の池田まき子さんは、私が以前に読んだ作品の著者である上杉忍さんから色々教えてもらって本作を描いたそう。

やっぱ上杉忍先生が日本の第一人者なのか〜!


でもハリエットのことを最初に知るには十分だし、想像しやすいと思う。

日本の子どもたちのためにこの本を書いてくださった池田まき子さんはとても素晴らしいと思う。ぜひたくさんの子どもたちに読んで欲しい。

 

ちなみに2014年には新たに発見された小惑星が「タブマン」と命名されたそう。