ソロモンの偽証の原作と映画の違いをつらつら書いていきます。
気づいた点や目立った点だけなので書いてない部分もあり!
主演の藤野涼子さんがとっってもよくて好き!
・冒頭の自殺した日のエピソードが抜けている。
・妹たちが原作より幼くなっている。
・野田くんが第一発見者だったが、涼子と一緒に発見者となる。涼子の父も学校には来ない。
・原作では野田くんは教室にはすぐには戻らなかったが、映画では二人ともすぐに教室に戻る。
・原作では父が告発状を開けたが、映画では涼子が自分で開ける。
・涼子の友人であるまり子は気が強めの女の子になっている。向坂くんも違うキャラクターに。
・野田くんは両親を殺そうとしないし、最初から涼子と親しい感じになっている。
・涼子は柏木くんと接点がなかったが、いじめを見て見ぬふりをしたことを咎められたことになっている。全体的に柏木くんと関わった人のエピソードが抜けており、代わりに涼子とのエピソードが主軸に。
・映画では浅井さんが亡くなった後に涼子は自殺を考えるが、思いとどまったため、何かしようと決めて裁判を始める。
・大出の家がわりと質素になっている。
・橋田と井口は喧嘩しない。
・野田くんと神原くんは裁判をやり始める前から友達になっている。
・大出と涼子の接点が描かれない。涼子が弁護士になるから大出は承知したのだが、神原くんが自ら大出くんの弁護に立候補することに。
・原作の検事チームと映画の検事チームが違う。
・裁判員たちに焦点は当たらない。
・涼子が樹里の意見を支持する葛藤があまり描かれない。
・電気屋さんのおじさんの昔話が子どもの頃に母と兄弟を亡くした話から自分の夫と子供を亡くした話に変わっている。
・柏木兄は出てこない。柏木家の葛藤もあまり描かれない。
・映画では森内先生が美奈子と対面することになり、涼子たちとは対面しない。
・三宅樹里の証言の際に傍聴人がいる。
・樹里の証言が伝聞になっている。
・ラストが違う。
ラストがすきだったのに〜...。
・最後に中学校に戻ってきて教師になるのは野田くんだが涼子になっている。
以下は私の印象ですが、
・主人公の藤野涼子の優等生らしさはあまり描かれない。原作ではもっとなんでもできる子っていう感じだったけど映画ではまり子の方が学級委員っぽい。
・野田くんは原作の向坂くんを混ぜた感じになっている。
・学校や警察あたりにあまり焦点が当たっていないため、大人たちがあまり考えていないように思える。
・裁判の準備が弁護側対検事側という感じになっていないため、ちょっとずつ解明されていくというよりは裁判で一気に解明されるという感じ。2部構成なのでね。
・森内先生の元々の嫌な面があんまり描かれておらず普通に可哀想な人に。
あの文量をまるまる映画にするのは難しいよね〜。でも3部作構成だったらもっとよかったかも!
まあ映画なので難しいんだろうけども...。ドラマ化とかしないかな〜?