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文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

【田中芳樹】暗黒神殿

田中芳樹黒神殿

アルスラーン戦記の第12巻目。久々の王太后陛下登場。美しいけれどアルスラーンには一片の愛情もない人。まあ実の子どもを盗られて、違う子どもの成長を見守らなきゃらないのは辛いよね。

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 11巻の感想はこちら↓

oljikotoushi.hatenablog.com

 

あらすじ

ペシャワール城に大勢の魔軍が襲いかかる!!もうダメかと思われた時ー?!一方、ミスルにいるヒルメスの目の前には驚くべき事態が生じー?!王太后陛下の側にはある人物がいてー?

 

読んでみて

ここまでの怒涛の日々は一旦落ち着きを見せる。ペシャワール城の戦いはなかなかハラハラしたし、もう無理だと思った時に助けがきてホッとした。こういう状況は何回も繰り返されているんだけども、それでも夢中になるね。そしてイルテリシュには逃げられてしまう。その後、キーヴたちもイルテリシュに逃げられてしまう。イルテリシュは蛇王の前に倒すべき中ボスになるんだろうね。果たして誰が倒すのか、誰か犠牲になるのか…。

太后陛下の必死さはみていて悲しくなる。でもレイラはもうダメなんだよーと思うとどうしようもないよね。ただ、アルフリードが考えているみたいに、レイラが戻る道はあるのかどうか。あれば嬉しいけどもそううまくいくかな。

そしてそして今回はヒルメスが頑張った!報われないヒルメスに頑張って欲しいと思っていたらとんとん拍子でうまくいったね。フィトナって今までどう生きてきたのか謎。銀の腕輪がいくつかある理由も分からない。誰が本当の子どもなのか?

そしてエステル!まさかそんな重い怪我になるなんてびっくり。もしかしてこのまま死んでしまうのか??エステルがルトルド侯爵を助けようとして、自分も怪我をしパリザートも傷つけてしまう。エステルはまだ甘かった時のアルスラーンみたいだなと思う。

「浅慮の罰だ。人を救う力もないくせに、えらそうに救おうとして報いを受けた……傲慢の罰かな……」

エステルは振り返る。

もう一つ!今回はアルスラーンがかなり成長していて、ナルサルが感銘を受けるところが物語がここまで進んだんだなと思って嬉しく感じた。

「歴代のパルス国王は、英雄王カイ・ホスローの魂を伝える宝剣ルクナバードの道具にすぎないとも言われているが……私はパルスの民衆の道具だと思っている。民衆と私とは、ルクナバードによってつながっている。ゆえにこれこそルクナバードはパルス国にとって聖なる宝物なのだ、と」

かっこいいな、と思う。でもナルサスがそこまで衝撃を受けたのはびっくりした。けどもこういう王様がいたら国民は何も心配なく暮らせるだろうね。ちなみに、「私」である「アルスラーン」自身が「民衆の道具」のようにも感じられた。