【田中芳樹】天鳴地動
とうとうアルスラーン戦記14巻目!あと2巻で完結なんて悲しいけども早く読みたい気もする。どんどん人が死んでいって悲しい。
前回13巻の感想はこちら↓
あらすじ
シンドゥラ国王・ラジェンドラは、パルスが放棄した要衝ペシャワール城を占領しようと動く。ところがそこに魔軍が?!アルスラーンたちも苦戦を強いられ尊い犠牲がー?!蛇王も復活に秒読み?!
完全にネタバレです↓
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読んでみて
一番悲しかったのはジムサが亡くなってしまったこと!!私けっこうジムサのこと好きで…。異国で頑張っているのはジャスワントと一緒なんだけども、ジムサの方が不器用な感じがしてね。なんかね。弟と生き別れになっているのも悲しいし、期せずしてアルスラーンに仕えることになった過程も思うところがあるしね。それにオフルール(こまかいの)もいるし!死んでほしくなかったんですが…悲しい。ちょっと泣きそうになってしまった。オフルールに亡くなったことを伝える描写も悲しかった。オフルールは家族も友達も近所の人もみんな亡くしてしまったのに命の恩人のジムサまで亡くしてしまうなんてめちゃ悲劇じゃない?もうキシュワードが一家が幸せにするしかないよね。でもジムサは最後の最後まで戦って!!私、ジムサが出てくるところまでアニメも漫画も見てないので(というか出てきているのかも知らない)、イメージ的にはキングダムで最初に出てきた吹き矢のやつなんですよね。なんか丸っこくて。ジムサは調べてみたらけっこう若いらしくてびっくり。悲しい。悲しい。
そしてグラーゼも亡くしてしまう。グラーゼを亡くしたのもかなり痛いよねー。グラーゼの部下のヨーファネスとのやり取りもおもしろかったのにね…。部下たちがグラーゼの死を悼んでるのも悲しい。トゥースもアルスラーンを守って亡くなってしまってね。あの3人の妻たちもこれからどうするのか…。戦が続く限りどんどん人が死んでいくから、また嫁いでも意味ないように思うんだけども。にしても、最高の人材がいてのこそのアルスラーンだからこうやってちょっとずついなくなっていって大丈夫なのか?
あとはやっぱり可哀想なヒルメス!ヒルメスって運なさすぎでは?笑。もしかしてこのまま幸せに?と思ったけどもそんなのはヒルメス様には似合わなかったね。また敗走していく姿はザンテの時と一緒じゃん!と思ったけども、今回は一緒に行くみたいでよかった。フィトナは今後どうするのかね〜。