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【田中芳樹】魔軍襲来

田中芳樹魔軍襲来

アルスラーン戦記の第11巻目!途切れ途切れに読みながらもここまできたよー!どんどん魔軍集団の存在感が強くなっていき、とうとう魔軍が?!

魔軍襲来 アルスラーン戦記 11 光文社文庫 / 田中芳樹 タナカヨシキ 【文庫】

価格:704円
(2020/12/13 17:27時点)
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 10巻の感想はこちら↓

oljikotoushi.hatenablog.com

 

あらすじ

魔の山デマヴァントに閉じ込められた一行は脱出するため策を練るがー?!ファランギースアルフリードはレイラと戦うことになる。王都にも魔物は出現し始める。一方、ミルスではヒルメスが銀の腕輪をしているターヴースと出会うが…。

 

読んでみて

場面がコロコロ変わりつつ同時進行的に色々な話が続いていく。ファランギースたちをもっと見たかったのに場面が変わってしまって惜しんでいると、またこっちではこっちでなんだか面白いことが起こっている…という具合にどの登場人物もどの場面も面白く読むことができた。ただ、名前が久々に出てくると「誰だっけ?」となることが多い。最初の登場人物のところをもうちょっと詳しく書いてくれたら親切だなーと思ったり。あと、周辺国の地図も大体は覚えたけど毎巻あると嬉しい。

レイラという魅力的なキャラクターが敵側に落ちてしまったのが今回の最大の悲劇!強くてかっこよくて正義感もあって、アルフリードファランギースとはまた違うかっこよさがあったのになあ。まあ敵側がただ単に魔族や気味の悪い魔導士だけじゃ魅力に欠けるからね。

そしてヒルメス!第一部の時は、「可哀想なやつだけど子どもっぽいし王の器っぽくないし」と思っていたけれど、最近のヒルメスはなんだか大人になっている。アルスラーンとの戦いに負け、パルスを去り、最愛の妻も亡くして、ひとまわり成長した感じ。前は猪突猛進でとにかく復讐を遂げること、パルスを自分の国にすることが大事だったヒルメス。パルスの国民なんかどうでもよくって、目的のためには国さえ売ったのに。それが今は市政についても考えないとと思うようになったなんて成長しのね、としみじみ。偽の黄金仮面の方が昔のヒルメスと似ていて、ヒルメスもそれを自覚している。でも偽の黄金仮面はヒルメスよりも劣るだろうけどね。

そして最大の戦闘が魔の山デマヴァントでの戦い。イスファーン、クバート、ジャスワント、トゥース、メルレインの5人がいて、なかなかに武者揃い。それぞれの性格が味を出していて面白い。トゥースの妻たちもそれなりに頑張っている。洞窟っていうのは気味が悪くて出られない可能性もあるなか、知恵を出しながらなんとか出口に向かっていく。でも魔物の数は多いし、しぶといしで大変。なんとか脱出したかと思いきや、今度はまた城で戦いが始まることになりそうで一難去ってまた一難。こんな状態で蛇王が復活したどうにかなるのだろうか…?