文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

【ペイヴァー】魂食らい

クロニクル千古の闇シリーズ第3巻!

クロニクル千古の闇(3) 魂食らい [ ミシェル・ペイヴァー ]

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(2021/6/23 22:47時点)
感想(8件)

あらすじ

魂食らいにウルフを攫われたトラクは、ウルフを追って凍りつく極北の地へ足を踏み入れるがー?!

 

読んでみて

今までで一番スピーディーな巻!

そして壮大!


なんと一気に4人の魂食らいに出会ってしまう!

小間使いの少年に化けてトラクは中に入り、一方レンはまた違うところに隠れている。

トンネルに隠れて動けなくなった場面は怖かった!

違う少年に化けるトラクと、隠れながら洞窟に潜むレンの描写はドキドキハラハラで映画化したら映えそう。


敵がたくさんいるのに、二人とも離れ離れで、さらにウルフとも離れ離れになってしまっていて、みんな力を合わせることが難しい。

でも魂食らいたちの目を盗んでみんなは再会する。

ひどい目に遭わされていたウルフもなんとか元に戻って一安心。


ファイアオパールは取り上げたけれど、壊すためには命が必要だし、悪霊も出てしまった、という。

なかなかにカオス。

にしてもレンは強い子だな〜と思う。自分のやるべきことをやる力があるというか。

フィン=ケディンは、うまくいかないときに最悪なのは、何もしないことだと、よく言っていた。

「レン、ときには、自信がなくても決めなくてはいけないのだよ。その決断が、いい結果を招くか、悪い結果を招くかはわからない。でも、何もしないよりはましなのだ」

フィン=ケディンの素晴らしさといったら!

フィン=ケディン最強説だよね。

1巻の最初は嫌なやつだったけども。レンも印象悪かったしね笑。


ネフが最後にトラクの父に借りを返してなんとかレンは死なずに済んだ。

魂食らいたちも各々の考えがあって、それが正しいと信じているだけなのだな、というのが今回で分かる。

みんな仲良しな仲間なわけではないしね。

何か正しいと思うことをやるときって犠牲があるのは仕方がないっていう考えになるのは本当に良くない。危険だと思う。

【モンゴメリ】アンの青春

赤毛のアン」2作目!

赤毛のアンの1作目を読んで驚いたのは、よく見知っていた「赤毛のアン」は1作目だけだったということ!

もっと子ども時代が長いと思っていたら、そうじゃなかった。しかもアンが大人になって子どもが産まれて…なんと孫の代まで続くらしい!

アンの青春 赤毛のアン・シリーズ2 (新潮文庫 新潮文庫) [ モンゴメリ ]

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(2021/6/22 22:27時点)
感想(24件)

あらすじ

16歳のアンは小学校の先生として新学期を迎える。理想の先生像を掲げながらも思った通りにはなかなかいかず?!また、ダイアナやギルバートたちと村を改善する会を作り、活動していくがー?!

 

読んでみて

赤毛のアン」よりも少し大人になったアン。大学には行かず、学校の先生になる。

16歳ってまだまだ子どもな気がするし、実際子どもな面もあるのだけれど、アンは働くんですよ。

私なんて大学院まで行ったのでめちゃくちゃ学校に通っていたのに、アンは16歳で働くなんて!

アンすごい……

 

表題が「青春」でまさにその通り!ここに恋愛は入っていません。

少し大人になったアンは働きつつ、同年代の友人たちと村を改善する会を作って活動して、新しく来た隣人と友達になったり、将来のモデルとなるような女性と出会ったり、崇拝する女流作家と交流したり…。

とにかく毎日が楽しそうなアン!


子どもだったアンがいつの間にかこんなに大きくなるなんて…!

そのうち私の年齢を越すはずですが、今はまだ年下なので微笑ましく読んでました。

改善会」って楽しそうだな〜と思う。

クラブとかサークルみたいなものだよね。

周囲からは恋人を見つけるための会みたいに思われていて、まあ間違ってはいないだろうと笑ってしまった。

本人たちは真面目にやっているから怒るけども。

一緒の目標に向かって頑張っていると、その結果としてカップルができるのはどこでも一緒だからね。

でもそれをアンとギルバートが作るなんて!

アンの行動力はすごい!どっちかというと私はダイアナだと思う。

「あたしもただおし黙ってすわってばかりいないで、ときには、なにか言いたいと思うんだけど」とダイアナが言った。「モーガン夫人のヒロインはみんな、話が上手にできるけれど、あたしはものが言えなくなってばかのような顔をするんじゃないかと思うの。」

(中略)

「あたしだって、いろいろ心配だけれど、話せないと心配だけはまずないと思うわ。」

たしかにアンの言う通りだった。


だろうね!!!と言う感じ笑。

アンが話せないと言うことはない。むしろ勢いよく話しすぎちゃう方が心配。

でもダイアナに共感できる私としては、そんなアンが羨ましく感じてしまうな〜。


そして前作で髪を染めたのに匹敵するくらいの悲しいうっかりもあって!

美容液は今後も塗ってもいいと思うけどね〜〜〜。

でもきっともっと成長したら考えが変わるでしょう。


そしてアーヴィング氏とミス・ラヴェンダーのロマンス!

感動してしまった。

でも母の前の恋人とくっつくって、ポールが大人になった時に悲しんだりしないかな?!と無駄に心配してしまった。なんかちょっと複雑じゃない??

そっちが真実の愛みたいな感じでさ。

「魔法のお城はいつまでたっても、変わらないのですよ」アンの顔は真剣だった。「王子がきて、はじめて万事うごきだすのですもの」

アーヴィング氏は悲しそうにほほえみながら、アンの若さと希望に輝く顔を見おろした。「ときには王子の来ようがおそすぎるということもありますよ」

(中略)

「あら、そんなことはありませんわ。ほんとうの王子が、ほんとうの王女のところへくるのに、おそすぎることはありませんわ」


にしても大したことのないいじっぱりですれ違ってしまうのが分かりみすぎるな。

家が敵同士だから破局したとかそんなことは滅多にないからね。

アンの洞察がすごい!

「けっきょく、とくべつに大変なことではなかったかもしれないわ。人生では、小さな事柄の方がかえって苦労の原因になる場合が多いんじゃないかしら」ここでもアンは経験者も敵わない洞察のひらめきをしめした。

マリラも経験者だったのにね笑。

 

アーヴィング氏とミス・ラヴェンダーの真相。

「ごく、ばかげた、ありふれた言い争いをしたのよ。あんまり、つまらないことなので、あなたには信じられないでしょうが、どうして怒ったのか思い出せないくらいなのよ。どちらのせいともわからないしね。たしかにはじめたのはステファンだったけれど、それもわたしがばかなことをして怒らせたからなのよ。ステファンにはほら、競争者が一人二人あったのですからね。わたしは虚栄心がつよくて、あだっぽくて、少しばかりステファンをじらしてやりたかったのよ。あの人はとても気位の高い、神経質な人ですからね。つまり、わたしたちはどちらも、ひどく怒って別れてしまったのですよ。でもわたしはまた、もとどおりになると思っていたし、ステファンがあんなにすぐに、帰ってこなかったら、よかったのです。」

こういうすれ違いで別れる人の方がほとんどなんだろうな。

その時のタイミングだったり年齢だったりが違ったらまた変わったりしたのだろうけど。

二人とも若くて、お互いに折れなくって…。

アーヴィング氏が謝ってもミス・ラヴェンダーはふくれたまま。アーヴィング氏は切り替えて行ってしまって。

でもミス・ラヴェンダーは切り替えれなかったし、ステファン以外のことは好きにならず、好きになれなかった。ステファンと結婚するのでなかったら一生独身でいいと思った。

素直になっていたらね〜!

でも素敵な物語にあるようなお家で一人で悠々自適に暮らすのって全然悪くないよね?むしろ羨ましい。お茶に誰か来るかもって考えたり。まあ想像もいいけどたまには実際に来て欲しいな。

現代バージョンなら王子様は現れずに、新しい友達と出会って人との交流を復活させて楽しく暮らすって感じになるかもね?


そしてデイビーとドーラ!

愛らしい憎らしいデイビー!デイビーには困っちゃうんだけど、でも色々質問したりする様はついつい笑ってしまう!マリラも笑ってしまうくらいだからね。

にしてもなんと口が達者なことか!問題児だけども素直でいい子だし。将来が楽しみな子!

一方、ドーラは問題はない子だけれど、みんなドーラよりもデイビーが好きになってしまう。それはそうなんだろうけどなんだか悲しいなあ、と。

問題を起こさないからといって、何も問題ないわけじゃないしね…


そして最後にアンとギルバート!

ギルバードってとっても大人では?

そして次回作は「愛情」なのでね。

にしてももう少女時代から一人前の女性になるなんて早い!!

 

心に残った箇所を。

「自分の名前を美しいものとするような暮らしをする。たとえ、その名が、はじめは美しくないとしても、それを耳にしたり、人々の心に、なにか美しい、快いものがうかぶような名前にね。ありがとう、ダイアナ」

【NETFLIX】 殺人を無罪にする方法 シーズン5

あらすじ

法律事務所の面接を受けるアナリーズ。彼女の講義にガブリエルという若者がやってくるが、フランクは彼を怪しみー?!

 

観てみて

シーズン5が公開されました〜〜〜!

なんとシーズン6がファイナルらしくって、今度で全部終わるのか…!という感じ。

 


この作品を観て、初めて今の生活を崩したくないからという理由で犯罪に手を染める人の心境が読み取れた。

いや〜〜〜、正直になろ???と思うんだけどね。

みんな見栄はり過ぎていると思う。家族にさえも見栄を張るからややこしいことになる。

私は外聞とかあんまり気にしない人間というか、そもそもそんな地位も名誉もないからそう思うのかもしれませんが。

地位や名誉が実際にあったり、順調にいけば手に入ると思うとそれを手放したくないのだろうな。

 


1つ嘘をつくとそれを隠すために嘘をつき続けなければならないことが分かる。

こわいこわい。

にしてもミラーがねーーー。

ネイトがもうちょっと暴走せずに考えていれば。

警官と弁護士の集まりでしょ?ちゃんと裁いてもらうのがいいのでは?

 


まあもうみんな歯止めが効かなくなっているということか?!

前シーズンでミカエラがサイモンにしたことはひどいからね〜〜〜。

 


モヤモヤする作品ではあるのですが、観始めると気になって続きを観てしまう!

 

絶対しない方がいいことをみんな絶対にする作品。

殺人が起こることは決まっているので、被害者が一体誰で犯人が誰なのかを知るまでハラハラドキドキする!

シーズン6が待ち遠しい!

 

 

 

6月に購入した書籍!

久々?に本を買ったのでまとめました〜!

読んだら随時紹介していきたい!!

 

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三島屋変調百物語の最新刊は待ちに待っていたはずなのにいつの間にやら出ていてびっくり〜

定期的に新刊情報を見なきゃダメだね。

誓願はやっと買えて嬉しい。楽しみすぎる。

アンは全作品読むつもり!

【川上未映子】ウィステリアと3人の女たち

短編が4作品入っているよ!表題作はラストに!

ウィステリアと三人の女たち (新潮文庫) [ 川上 未映子 ]

価格:539円
(2021/6/14 22:22時点)
感想(0件)

 

読んでみて

おすすめされていて気になっていたので読んでみることに!川上未映子さんの作品は初めて読んだけれど読みやすくってサラッと読めました。

短編だからっていうこともあるんだと思う。

ただ読者に考えさせる形で終わっていることが多くて色々と考えさせられました。

そういう意味では短編でさらりと読めるけれど、頭で考える時間は多いと思う。

 

彼女と彼女の記憶について

東京で女優をやっている主人公が田舎の町の同窓会へ行き、忘れていた友人の話を聞き衝撃を受ける。

そもそも同窓会に行く理由が田舎で何も変わらず生活している同級生を下に見たくって行く感じなので、主人公はちょっと嫌なヤツ。

まあ仕事もうまくいっていないみたいだからこそなんだろうけど。


主人公が友人にやっていたことは衝撃で普通に犯罪じゃん…となりました。

そういう状況になるって同性同士でも異性同士でもだけど、子どもの頃ってよくあるのか??私が知らないだけで??と考えさせられました。

子どもが遊びで性交渉しちゃって妊娠して産むっていう漫画があった気がする。妊娠してるのが大人にバレないのはちょっと非現実的だったけども。


記憶っていうのは流動的で曖昧なもの。

同じ記憶を共有する相手がもういないってことはその記憶は永遠に彼女だけのものになってしまったということで。

真実がどうか、というよりは主人公が何を真実と認識するか、という方が大事になってくる。

相手がいたらまた違う答えを聞けたりするかもなんだろうけどね。

そういうことってあるよねー。もう二度と会わない人とか。お互いで認識が違うと記憶も違うよね。なんか悲しい。

 

 

シャンデリア

そんなにお金があるのは羨ましいとは思いつつ、毎日デパートに行くのはつまらなさそう、と思う。


物を買うという行為自体が目的なんだな〜。

動物園の場合〜とか書いてあったけれど、動物園は見るのが目的だから毎日行っても問題ないけれど、デパートの場合は物を買って使うのが本来の目的だからおかしくなるように思う。

買い物でストレス発散する場合も買うのが目的になってるよね。


まああまりにもかけ離れていた世界だったのでよく分からないけれども。

現実にもいるのだろうか?さすがに毎日ではないだろうけども。


聞き慣れない単語が多かったのでその都度調べたお陰?でブランド物に詳しくなりしまた。ただ、メイクのところだけは何言っているのか分かった!

メイク類はそんなにお高くないので知っている。

バッグとか時計は知らないな〜。てか買えないしね。


クソババアは普通にひどいな〜〜〜と思う。

自分の問題は自分で解決しなよ、と思ってしまう。まあ抱えきれないからそうなったんだろうけども。

大体こういう話を読むとカウンセリングを受けたら?と思ってしまう笑。

まあそういうことじゃないんだよね。

 

 

マリーの愛の証明

2人噛み合わないな〜〜〜と思いながら読んでいた笑。

マリーがカレンのこと心の中ではボロクソに思っているのも別れたあるあるだと思う。


世界観が少し前のヨーロッパあたりで、ピクニックに行っている風景の描写がとても綺麗だった。

世界観の説明は全然されないのだけれど、すっと入っていけるのがすごいと思う。

描写が丁寧なんだよね。

映画みたいに頭の中でとても綺麗な映像が浮かんでいた。

 

 

ウィステリアと3人の女たち

表題作のこちら!

どういう話かと思ってワクワクしていたら、4作品の中で一番好きな作品になりました〜。

他の作品と比べて曖昧さがそんなにないからかな。


ただちょっと大人向けかな、と思う。この作品全体がそうなんだけども。

何かの本を読んだときにも思ったのだけど、走馬灯のように思い出が駆け巡ったり、一番良かった時を思い出したり、そういう記憶が私にはまだない!!!

そう、ない。

思い出すとしたら子どもの頃だけど。子どもの頃は懐かしいし胸がギュッとなる感じはあるけど、それが一番幸せな記憶だからってよりはもう二度と戻れないからっていう思いが強い。

むしろ一番幸せな記憶はこれから作る予定なので。

それとも今が幸せ??

いやまだ何かあるはず!


そういう意味ではあんまり登場人物たちの切実な思いには共感できなかった。

感情移入はできるのだけど心が揺さぶられるほどではなかったのだよね。

彼女たちと同じ年代になれば痛いほど分かるのだろうか?

いつか昔を思い出して懐かしがったりする時が私にも来るのだろうか?


こういうちょっとホラーちっくだけれど、女性たちの思いが繋がって人生が変わっていくのっていいなと思う。

でもウィステリアは告白すればよかったのに〜とすごく思う。時代とかもあったのだろうけど。

関係を壊したくないっていう気持ちも分かるし、いつか帰ってくるかもしれないっていうのも分かる。

でも当たって砕けてもっと素敵な人を探して幸せになってもよかったのに、と思ったり。

私は時間を無駄にしている暇はないから次いこって思っちゃうんだけども、まあそうはいかない恋愛もあるのだろうね。

まだ経験が浅いからそう思うんだろうか。

相手を思うだけで幸せになれたりするのだろうか。


にしても空き家で暗闇の中で寝っ転がるって実際やるとなると怖そう。

あの女性は一体何者だったの?

実際やると本当に何か感じそうで怖い。

でもそういう趣味?みたいな発想がなかったので興味深かった。

現実にやってる人がいるかは知らないけど、自分独自の秘密の遊びがあるのってちょっとうらやましい。


あと最後の夫もなかなかにひどい。

それくらい変わっていて衝撃を受けたのかもしれないけど。

春にして君を離れを最近読んだので、こっちはこういうオチでよかった〜と思いました。

最初っから夫ひどかったのでね。

 

他にも気になる作品があるので読んでみたいなぁ。でも頭を使う!笑

【泉鏡花】草迷宮

草迷宮 (岩波文庫) [ 泉鏡花 ]

価格:594円
(2021/6/13 21:14時点)
感想(4件)

あらすじ

次郎法師は茶屋のお婆さんから秋谷邸で人が亡くなってしまった話を聞く。無人になっていたが、最近、ある若者・葉越明が住んでいるという。小次郎は秋谷邸に行き、葉越から手毬唄を探していることを聞くがーーー?!

 

読んでみて

難しかった!!

状況がよく分からなくって「???」となって、しばらく読んで「あっ、あれはこういう意味か」と気づいたり。

分からないままのももちろんある。

急に場面が変わると追いつくので必死だった…。

 


場面が固定されると状況が分かるので面白く読めました!

でも現代語訳があるらしいので読んでみたいと思う。

ぼんやりとしか理解してなかった部分が理解できるはず!

 

全体的にちょっと薄気味悪い雰囲気が漂っていて怖かった。

何かめちゃくちゃ怖いことが起こるって感じではないんですが…。

ホラー苦手な人にとっては怖いかもしれないけれど、私はそういう怖さはなかった。

むしろみんな葉越が出ていかなくって困っているくらいなので。


ただ、もし本当に自分の身に書いてあることが一つでも起こったら一目散に逃げ出すな、と思います。

でも一方で、葉越が言った言葉すごく腑に落ちたりもした。

「私くらい臆病なものはありません。……臆病で仕方がないから、成るがまかせに、抵抗しないで、自由になっているのです。


なるほど…。

確かにそういう考えもできる。

でもまあ動物の本能は闘争or逃走なので、逃走してないなら闘争しているんだと思うんだけどね。

まあ逃げるところがないから留まるしかない、という感じなのかな。


にしても手毬唄への執念がなかなか。

働きもせずに手毬唄のことばっかり考えてたらすごく怒ってしまいそうだけど。

送り出してくれたおばさんすごいね。


子どもの頃にわらべうたをよく聴いていて、「通りゃんせ」はよく歌っていた記憶がある。子どもの頃に覚えて歌った歌って大人になっても忘れないよね。子どもならがちょっと怖いと思っていたな〜。


色々と「ここはどうなの?!」「結局どういうこと?」となる部分は多いのだけれど、それも楽しみの一つなのかな。

ホラーではないのだけど、ちょっと薄気味悪い感じはあり、謎もあり、釈然としなさもあり、という独特の世界観でした!他の作品もそうなのかな?

↓現代語訳はこちら↓

泉鏡花 現代語訳集8 草迷宮【電子書籍】[ 白水銀雪 ]

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(2021/6/13 21:14時点)
感想(1件)

【本】6月に読みたい本

もう6月か…。日々が早い。

どこにも出掛けていないのでこの6ヶ月何をやってたんだ??ってなるんですが、本の記録を読み返すと記憶が蘇るので記録するのって大事!!


クロニクル千古の闇シリーズの4〜6

追放されしもの

クロニクル千古の闇(4) 追放されしもの [ ミシェル・ペイヴァー ]

価格:1,980円
(2021/6/8 22:16時点)
感想(5件)

復讐の誓い

クロニクル千古の闇(5) 復讐の誓い [ ミシェル・ペイヴァー ]

価格:1,980円
(2021/6/8 22:16時点)
感想(5件)

決戦とき

クロニクル千古の闇(6) 決戦のとき [ ミシェル・ペイヴァー ]

価格:1,980円
(2021/6/8 22:17時点)
感想(4件)

クロニクル千古の闇シリーズの続き!

ラクがどうなるのか楽しみ!

全部読み切ったら違うファンタジー作品に入りたいなあ。

 

地下鉄道

地下鉄道 (ハヤカワepi文庫) [ コルソン・ホワイトヘッド ]

価格:1,232円
(2021/6/9 22:54時点)
感想(1件)

ハヤカワepi好きなんだよね。奴隷だった黒人が奴隷のない自由な国へ逃れることを地下鉄道と読んだ。コーラはそこから逃げるが…。

コルソンさんの他の作品も気になっている。

 

ザ・ヘイト・ユー・ギヴ

ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ [ アンジー・トーマス ]

価格:1,870円
(2021/6/8 22:15時点)
感想(3件)

ずっと読みたいと思っていた作品。

アメリカで黒人が白人の警官によって撃たれてしまう。社会派ヤングアダルト小説。

 

クロスファイア

クロスファイア(上) (光文社文庫) [ 宮部みゆき ]

価格:733円
(2021/6/8 22:15時点)
感想(4件)

去年くらいからずっと読むって言っている。

ずっと家にある本だから読み時が分からなくて読めていない…。でもいい加減に読みたいな。

 

悪魔の手毬唄

悪魔の手毬唄 金田一耕助ファイル12 (角川文庫) [ 横溝 正史 ]

価格:792円
(2021/6/8 22:18時点)
感想(9件)

横溝正史読んだことないんだよね〜!ドラマとかは観たことあるけども。

怖いのだろうか?おどろおどろしい?

 

春にして君を離れ

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

価格:990円
(2021/6/8 22:14時点)
感想(27件)

アガサのミステリーじゃない作品!

結構いろんなところで絶賛されているので気になっている。

 

スタイルズ荘の怪事件

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

価格:1,012円
(2021/6/8 22:14時点)
感想(14件)

ポアロヘイスティングズの初事件!!

ここから最後にはカーテンに行くんですよ…。

 

草迷宮

草迷宮 (岩波文庫) [ 泉鏡花 ]

価格:594円
(2021/6/8 22:13時点)
感想(4件)

泉鏡花も初めて読む。ずっと家にあったけど読んでいなかった作品。怖いのかなー?

 

ウィステリアと三人の女たち

ウィステリアと三人の女たち (新潮文庫) [ 川上 未映子 ]

価格:539円
(2021/6/8 22:12時点)
感想(0件)

気になっていた作品!思ったよりも薄め。

短編みたいで表題作は最後の方に。