クロニクル千古の闇シリーズ第3巻!
クロニクル千古の闇(3) 魂食らい [ ミシェル・ペイヴァー ] 価格:1,980円 |
あらすじ
魂食らいにウルフを攫われたトラクは、ウルフを追って凍りつく極北の地へ足を踏み入れるがー?!
読んでみて
今までで一番スピーディーな巻!
そして壮大!
なんと一気に4人の魂食らいに出会ってしまう!
小間使いの少年に化けてトラクは中に入り、一方レンはまた違うところに隠れている。
トンネルに隠れて動けなくなった場面は怖かった!
違う少年に化けるトラクと、隠れながら洞窟に潜むレンの描写はドキドキハラハラで映画化したら映えそう。
敵がたくさんいるのに、二人とも離れ離れで、さらにウルフとも離れ離れになってしまっていて、みんな力を合わせることが難しい。
でも魂食らいたちの目を盗んでみんなは再会する。
ひどい目に遭わされていたウルフもなんとか元に戻って一安心。
ファイアオパールは取り上げたけれど、壊すためには命が必要だし、悪霊も出てしまった、という。
なかなかにカオス。
にしてもレンは強い子だな〜と思う。自分のやるべきことをやる力があるというか。
フィン=ケディンは、うまくいかないときに最悪なのは、何もしないことだと、よく言っていた。
「レン、ときには、自信がなくても決めなくてはいけないのだよ。その決断が、いい結果を招くか、悪い結果を招くかはわからない。でも、何もしないよりはましなのだ」
フィン=ケディンの素晴らしさといったら!
フィン=ケディン最強説だよね。
1巻の最初は嫌なやつだったけども。レンも印象悪かったしね笑。
ネフが最後にトラクの父に借りを返してなんとかレンは死なずに済んだ。
魂食らいたちも各々の考えがあって、それが正しいと信じているだけなのだな、というのが今回で分かる。
みんな仲良しな仲間なわけではないしね。
何か正しいと思うことをやるときって犠牲があるのは仕方がないっていう考えになるのは本当に良くない。危険だと思う。