クロニクル千古の闇(4) 追放されしもの [ ミシェル・ペイヴァー ] 価格:1,980円 |
あらすじ
胸に刻まれた邪悪なしるしを見られてしまったトラクは、氏族からはずされて追われる身となってしまう。レンとも離れ離れになったトラクにはウルフしかいなかった。魂食らいが関わっているのかー?!
読んでみて
クロニクル千古の闇4作品目。
トラクへの仕打ちがなかなかにひどい。
着のみ着のままでで追い出されたトラク。寝袋さえ持って出ることはできない。
そして見つかったら殺されてしまうという立場になってしまう。
まだ子どものトラクにする仕打ちとしては酷すぎる!
森で生きるのは波大抵なことではないからこそ、より一層ひどく感じてしまう。
本当に森で生きているのすごい。家も何もないのに。
サバイバル術がすごいんだよね〜。
痕跡を消して、トラクはひたすら逃げていく。
なのに執拗に追いかけてくるアキという少年もいる。
トラクをこれ以上いじめないでくれ〜と思ってしまった。
全体に陰鬱な雰囲気が漂っていた今作。
アキを見殺しにしようとしてしまったり、無理矢理ヘビに生霊わたりをさせられてレンを襲うとしてしまったり怖いことがたくさん起こる。
氏族達は相変わらず最後の最後にトラクに助けられて仲間になるし。
もうちょっと前に気づいて欲しいんだが…。
そしてレンの秘密が明かされる!
えっ?!そうなの??とびっくり!
そしてトラクはそれでレンを拒絶してしまうし…。
気持ちも分かるんだけども、そこで離れ離れになっちゃうのは良くないんじゃ?と心配になる。
トラクはわりとすぐ激高するけど、ちょっとすれば冷めるタイプで、それでいつも後悔している気がするんだよね〜。