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【アンデシュ・ハンセン】スマホ脳

話題の作品「スマホ脳」をやっと読んでみたよ〜。あんまり新書って読まないのだけど意外に読みやすくて分かりやすくてびっくりした。

以前読んだことある新書は難しかったのだけど、本によるんだね。

スマホ脳 (新潮新書) [ アンデシュ・ハンセン ]

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感想(29件)

読んでみて

スティーブ・ジョブスは家でiphoneを使わない、など作っている側の人たちが距離を置いているというのは驚き。

スマホ自体を無闇に批判するのには賛成できないけど、本書は色々な研究文献をまとめて教えてくれるため信頼できる。

まあ本当は原典に当たらないとダメなんだろうけどね〜。

 


狩猟採集民として長い間生きていた人間は、今の社会の変化に進化できていない、というのは分かりやすい。

確かに!

自分にとっては数百年前ってかなり昔だけど、進化の過程でいったら全然大したことない、と。

にもかかわらず、生活がすごく変わってしまっている。特にスマホによって。

 


私もスマホ1日に数時間くらい使っていると思う。NETFLIXも観ているので。

SNSに費やす時間は確かにあんまり有意義じゃなないな〜とは感じる。

 

イムリーに知れるのは面白いのだけれど、結局情報取集をしたいのなら本とか論文とか読んだ方が正確だしまとまっているし。

 

生の声を聞けるのは大事ではあるのだけれど「何か面白いことないかな〜」SNSの中を彷徨うのはあんまり意味ないなと思う。

 

面白いことも多いんだけれど!

まあだから面白いことがなくても「何かあるかも!」と思って彷徨ってしまうのだろうか…。

 

SNSを開いた時に少し時間がかかるのは、待たせることでスリル増加させているっていうのがびっくり。

いいね!とかも通知を調整しているとかマジでギャンブル的な要素が強かったんだな…。

 


ちなみに本書はDMMで購入したので、スマホを使うのが良くない話をスマホで読むという矛盾した状態で読んでいました笑。

これは紙の本で買った方がよかったな。

 


最初の方のドーパミンの話とかはよく知っている分野でもあったので復習的な感じで読めたよ。

にしても思春期に今ほどスマホが普及していなくてよかったな〜と本当に思う。

めちゃ大変そうだもんね?!

家にいても学校の関係性が続くって良いこともあるだろうけど面倒すぎるって思ってしまう。

 


一番興味深かったのは運動のところ!

もう大体こういう健康ものを読んでいると最終的には運動と睡眠に行き着くじゃないですか。

サプリとかそういう手っ取り早くどうにかしようと思うのはよくなくって、結局は運動と睡眠!

いやー分かっている!

分かっているけど運動する習慣がない…

でも軽いストレッチをやると体がスッキリするし寝付きも良くなるんだよね〜

 


祖先が1万4000歩から1万8000歩くらい歩いていたらしいと知って驚愕。

私なんて全然歩けてないぞ。

なんでもいいから乗り物に乗りたくなってしまう。

 

大体週に2時間運動するのがいいらしい。

運動すると不安が軽減されて、しかも24時間続く。さらにプログラムをやめた後も1週間も続く。

 

私は過集中ぎみな傾向が強いので、考え出すとずっと考えてしまうから、運動して不安とか軽減させたいな〜。

 

にしても集中しすぎてしまうのって、狩猟採集民だった頃に絶対生き残れなかった特性では?と思うんだが…。それとも後天的なものなのか。

 


あと実行機能も改善するのはびっくりした〜。

実行機能への効果は数週間〜数ヶ月必要みたいなのでやっぱり運動を習慣化するのがいいのだな〜。

 

運動を頑張ろうと思う。