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【小野不由美】ゴーストハント2  人形の檻

ゴーストハントの2巻目です〜!

今回は洋館が舞台!お人形も出てくるよ!

 

あらすじ

古い洋館で頻発するポルターガイスト現象。ナルたちと一緒に来た麻衣は、前回と同様ぼーさんや巫女と遭遇する。一人娘である礼美が持つ人形が不穏な気を放っていることを察知するがー?!

 

読んでみて

前回同様、ぼーさんと巫女の綾子、エクソシストのジョン、そして真砂子も登場する。

洋館ってだけで既に怖そう。しかも裏には池がある…。

ポルターガイストについて勉強になったりして読んでいるとおもしろい。


最初は超能力者がいるのか?となるが、やはり霊の仕業か?人形?それとも…?

と、謎解きもおもしろい。


幼い少女の礼美ちゃんがつねられたり傷をつけられてコントロールされている様子は、只々怖い。人間のようなことするのだな…。

 

ネタバレあり!!


こんな家に住んでいたら怖すぎるのだけど。

人形に何かが?!となったけれど、実際には違った。人形について怖い描写が結構あったのだけれど私は人形好きなんだよね〜。でも人の人形はあんまり持ってないかも、と気づいた。確かに動物とかキャラクターよりも人の人形は怖いかもね。


池で子どもたちが亡くなる部分は宮部みゆきの「この世の春」を思い出した。こちらも子どもたちがたくさん亡くなる。

ホラーって言われると怖く感じるんだけど、内容的には宮部みゆきと似ているのだよね。不思議な話って言われると怖くないのにホラーって言われると怖いという謎。


怖いかも、怖いかも…とビクビクしながら読んでいたけれどそんなに怖くなかった。本当のホラーではないからかな。

子どもの頃は怖い話ばっかり読んでた人間なので新鮮味を感じないからかも。たぶん全体が常に怖い話の方が怖がると思う。

小野不由美先生の他の怖い話もまた読んでいきたいな。