【自己啓発】私は私のままで生きることにした
自己啓発本を久々に読んだ!ずっと本屋で平積みにされていて気になっていた作品。韓国で80万部、日本で35万部も売れていて、2019年の年間ベストセラーになったらしい。可愛いイラストと簡単な文章でスラスラ読めたよ!
読んでみて
思っていたより分厚くて、何と280ページもあった!のに¥1500以内で買えたのはお得!笑
スラスラ読めるけど結構心に響くものも多くて覚えておきたいところをたくさんメモしたよ。
Part1〜Part6の6つの章に分かれているけれど、私はPart3の「不安にとらわれないためのto do list」が一番心に響いたかな。
不安にとらわれないために
本当にそうだな〜と思った箇所はこちら↓未来のことを色々考えて不安に感じやすいんだよね。
以前、何でもないことでさえ心配でたまらない時期があった。先に心配しておけば、いざ問題が起きたときに安心できる気がしたから。
極端なことばかり繰り返し考えていると、しまいには咳が出ただけで肺の病にかかったかのように怖くて震えるようになる。このように、ゆがめられた過剰な心配な習慣になって、一人で最悪の事態のリハーサルをしているうちに疲れきってしまう。
ゆがめられた未来にとらわれて、今を台無しにするのはやめよう。あなたの苦しみは、自分で書いた適当なシナリオのせい。
幸福手帳
幸せを感じてる時に書く「幸福手帳」についても書いてあって、早速挑戦していきたいと思う。不安だったり自信をなくしている時って些細なことで落ち込んで最悪な結果を考えがちだから、幸せだなあと思ったことを見返すことで、不安になっている時に思い出したいな。
ありのままで生きる
「そのままの自分を大切に」「ありのままの自分として生きていく」っていうメッセージが根底にある。大ヒットした「アナと雪の女王」でも同様のメッセージが発信されて爆発的な人気になったし、マインドフルネスも「今ここ」を大事にするわけだから共通していると思う。そう思うと、世界全体が新たな価値観に移行している時なのかな〜と思ったり。画一的な人生で中流階級を目指すのが幸せではなく、「自分らしく」「ありのままに」一度きりの人生を生きる方向に向かっているのかな。本作でも書いているけど、努力すれば報われた社会ではもうなくなっている。戦後はみんながむしゃらに働いて、そうすればそれなりに成果があって、結婚してマイホームを買えてリストラされる心配もなく退職金を満額もらえた。でももう定年まで安心して働ける会社なんて早々ないし、結婚して子どもを産むことにも不安があるし、定年までに2000万円貯めるなんて難易度高すぎだし、コロナで先行きも不安だし…。食に困ることはなくなったからこそ個々人の「幸せ」が多様化しているから、決まったルートに行けば幸せになるという保証は無くなってしまった。それよりも自分自身を大事にして自分の「幸せ」を探す方が今の時代に合っているんだろうな。
韓国と日本
韓国の著者だけども日本と韓国には似ているところがたくさんあるんだな〜ってしみじみ。ただ、韓国の方が親の収入とかローンの有無とかも気にしていて日本よりも条件が厳しいように感じた。当たり前だけれど努力したからとって全ての人がその基準を手に入れれるはずはない。でもできなかった人たちは脱落者、努力しなかった、とみなされる。その矛盾に気づかないと永遠に不可能な目標を追うことになる。
そう思うと日本や韓国など集団が大事にされる社会では、社会での評価が重視され、西欧諸国では個人が尊重されやすい。まあどこの国でも良い大学出て有名な企業に就職して〜っていう価値観はあるけど、韓国ではそこに当てはまらなかった人は「人間じゃない」レベルにみなされるのが極端なんだな、と。
日本はそこまでではないけど。日本の大学進学率って実際にはそんな高くないのにインターネット上だと大学でて高学歴なのが「当たり前」みたいな風潮があるよね。本当は一握りしかいないはずなのに。
多様性との共存
ひと昔前までは価値観が決まっていて、「普通」になることを目指して「普通」になれば幸せだったけれど、今は少しずつ人種や性別や性的指向などの多様性が認められるようになってきている。だから今まで決まっていた幸せがすごく窮屈に感じられるのかもしれない。もっと色々な選択肢が当たり前になると良いし、社会や法律もその辺りにどんどん追いついていって欲しい。