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【ヘルマン・ヘッセ】車輪の下

ヘルマン・ヘッセ車輪の下


ヘルマン・ヘッセの代表作!車輪の下を読了!日本では本作が有名だけど欧州では違うらしいのでまた違う作品もそのうち読みたいな。

でも読むのに2週間くらいかかった本だったのでひとまずはヘッセの本は読まないかもしれない笑

ページ数としては短いのだけど、すごく心をえぐられる本だったから思ったより読み進めれなくて休み休み読んでたから時間がかかってしまった...。

 

車輪の下 (岩波文庫)

車輪の下 (岩波文庫)

 
車輪の下(新潮文庫)

車輪の下(新潮文庫)

 


あらすじ

自然児であるハンスは、神学校への入試に向けて励んでいた。無事に神学校に入っても馴染めず、少年らしい反抗に駆り立てられたハンス学校を去って見習い工として出直そうとするがーーー?!

 

読んでみて

名作によくありがちなあらすじのネタバレ

あらすじを読んでたんだけど、これネタバレが書いてあるんだよね!しかも!本当はこのあらすじちょっと違うじゃん!って読みながらなるっていう。

書いてあるあらすじはハンスのじゃなくてヘッセのじゃない?と思うんだが...。

別にハンスはやめようと思ってやめたわけじゃないじゃん。でもあらすじだとハンスに明確な意思があったっぽく書かれててあれ?ってなる。


心がえぐられる

私はまだ学生時代の気持ちに折り合いをつけれてないのでこの本を読んでると複雑な気持ちになるんだよね。

ハンスが教師たちの意向に添えずに神学校を諦めることは、自分も大人たちから責められているような気がしてしまう。ひとまずは卒業すればよかったのにって思ってしまう。でもそれがみんなできたら問題ないのにね。

私の心の中でどこかに大人たちが正しいって思う気持ちがある。私自身も大人たちの意向にちゃんとは添えなかったことで自分を責めてるんだと思う

うーーーん。難しい。

でも私はもう大人だから子どもを相手したときに同じ轍を踏んでしまうような気がする。それは嫌だなあ

ヘッセも車輪の下を書いた時はまだちゃんと考えれてなかった的なことをその後に言っていたみたいで、やっぱりもう少し人生進まないと思えないのかなあとも思ったり。

大人たちの意向を汲まなきゃ!そうするのが正しい!っていうのはどっから来てるのか。正しいこともあるだろうけどそうじゃないこともあるよね。子どもの頃から自分で考えてこなかったから自分が本当はどうしたいのかがよく分からなくて、ただただ大人たちの意向に添えなかったことが失敗だったような気がするのだろうか。

でも今の人生が失敗だとは思ってないんだけど。でも違う道を選んでたら、大人たちが指し示す道を選んでたら、もっとより良くなってたのかなあって思ったり...。

うまくまだ咀嚼できないけども。ヘッセがハンスの状況を作り出したのは周りの大人の責任だとはっきり書いていて、私はそこまではっきり言えないように感じた。私はそこまで言うのに気後れしちゃうんだろうなあ。

著名人とかが高学歴なんて意味ない的なことを言ったりすることが多いけど、その人たちは途中までは高学歴だったことが多くて。自分も高学歴でその実態を知ってるからそういうこと言っても支持されるわけで、一度も高学歴ではない人が言ったら負け犬の遠吠えだと思われるわけじゃん?

しかもそういう人たちは高学歴とか関係なく成功しているから説得力があるんだよね。

だからそういう人のこと間に受けて勉強しないっていうのは意味ないと思うし、大人が勉強しろって言うのを間に受けるのと結局は一緒のように思う。

作中のハンスは何になりたいとかどうしたいとかがなくて、でも大人たちの言う通りにして頑張りすぎるのにも疲れてしまう。けど勉強する自分にプライドを持ってるからややこしい

ヘッセもそういうプライドはあったのかもしれないけど、人生の目的がちゃんと定まっていたからこそ、ハンスのようにはならずに生きていけたのかなと思う

結局は自分がどうしたいか、何になりたいかを周りの大人に決めさせるんじゃなくて自分で決めるのが大事なんだと思う

将来自分がなりたいものになるために勉強が必要だったらやるしかないし、そこまで必要じゃないならやらないっていう選択肢もある。でも世間一般から言うとハンスが順当に行ったらなったであろう道が称賛される世の中だから、迷いが生じるのかなあ

受験とか試験とかそういうのは画一的な頭の良さだから、そこだけに焦点が当てられるのはそれ以外の頭の良さを蔑ろにしてるみたいに感じるけど。でもそれも負け犬の遠吠え的に思われるのか?すごく良い大学を出てないと発言権がないみたいなところがあるよね。それもは一つの階級社会なのかなあ。

めちゃくちゃ才能があって成功したヘッセでさえすごく悩んだんだから私が悩むのは当たり前だよね。でもまあ成功した人も結果として成功しただけでその過程で悩まないわけはないもんね

 

終わりに

ヘッセが本作以外にどういう作品を書いているのかものすごく気になるし、きっと今後の参考にもなると思うんだけど、今は読み進める気力がないのでもっと読みやすい本を間に挟もうと思う。次に読むヘッセの本は何が良いのかオススメがあったら教えて欲しいな。おわり。