准教授・高槻彰良の推察の5巻目です〜〜〜!
あらすじ
尚哉は高槻に誘われて百物語に参加することになるがー?!
そしてとうとう尚哉の祖父母の村で行われていた祭りを調べに行くことにしてー?!!
読んでみて
今作は主人公である尚哉が嘘を見抜けるようになった死者の祭りに行くことになって、かなり進展する!
今までは怪異?それとも人間?ってなっていたら人間が犯人だったことが多かったけれど、今回は本当に怪異が起こる!!
百物語の夜
大学で泊まりがけで百物語をするという青春もの。
読んでいて「私もこんな青春したかったよ…パトラッシュ…。」となりました。
なにこれ???
夜の7時から朝の4時くらいまでかけてやるという本格百物語。
私も百物語やりたいやりたいと思い続けながらこの歳になってしまいました。
本文で高槻教授も言っているけれど、やりたくてもなかなかできないのが百物語。
まず人数がそれなりにいる。さすがに数人で100の物語を語るのは大変すぎる。話疲れすぎる。
そして会場。普通の家にはそんなにたくさんに人数は入らないし、かといって借りてするほど熱意がある人はなかなか集まらない。
そして夜にやるにしても昼にやるにしても百物語に付き合ってくれる人って現実世界ではそうそういない。
だからこそ大学時代にやるのってめちゃいいな、と思いました。
ほんとに。めっちゃ楽しそうじゃないですか??!
私もそういう青春送りたかったな…と悲しい気持ちになった。そして最後は厄落としも兼ねてみんなで線香花火をするっていうね。
今の季節ともあって久しぶりに線香花火したくなった〜。やろうかな〜〜。
とにかく!羨ましくなる物語でした。本当に羨ましい。
宮部みゆき作品の三島屋変調百物語も百物語になるはずなのでずっと楽しみにしている!!
死者の祭り
主人公である尚哉の元凶へ。
そんなうまいこといく???と思っていたら意外にうまいこといって真相が分かるという。
やっぱり高槻が本当?の主人公なので高槻の謎が最後に出てくるんだなあ、と。
フィールドワークって大変そうだけどすごく興味深くて今の職業に就いてなかったらそういう仕事に就きたかった!
まあコミュニケーション能力が高槻ほどないので大変そうではあるけど。
死者と生者が相容れないのはなんか悲しかった。
仕方ないのかもしれないけど…。
洞窟がどんどん下がっていくのは怖かったな〜。最後の脱出はちょっとご都合過ぎすぎる気がするけど…。
6巻も読もうと思います〜〜〜!