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今回読んだのはこちら!
あらすじ
ホームズの元にやってきたのは家庭教師のメアリー。父が失踪した後に、毎年謎の真珠が送られてきていた。そして今回、真珠を送ってきていた謎の人物から呼び出されー!?
読んでみて
ワトスンと結婚することになるメアリー・モースタンの物語。
なかなか大変な状況でもワトスンとメアリーはいい感じになるので、恋愛物語っぽさもある。
「ベイカー街の女たち」をこの前に読んでいたので、メアリーが出てきて嬉しかった。
憂国のモリアーティというアニメも少し前に観たので、それも思い出したりしていた(原作とはキャラが結構違うけども)。
急に謎の人物から呼び出されてメアリー1人で行くのは怖すぎるので、ホームズを呼んだのは本当に正しいと思う。
そして犬を使って探索したり、ベイカー街少年団を使って探索したりして少しずつ敵を追い詰めていくホームズ。
おじいさんになってワトスンたちを欺くホームズの変身術も見ることができる。
船での追跡劇はハラハラドキドキで面白かった。全体的にアクションが多い印象。
ジョナサン・スモールの世にも奇態な物語は、これだけでおもしろい。
激動の時代という感じ。人殺しになったからこそお金持ちになれたけれど、だからこそ捕まってお金を自由にできないというね。
4人の署名の4人はお互いに裏切らなかったのにショルトー少佐に裏切られてしまったという。
お金は人を変えるね。4人が裏切らなかっただけでもすごい。
トンガはなんだか可哀想だった。
未開の土地の人たちを下に身過ぎている当時のイギリスが垣間見える。
「コカインだよ」と言う。「七パーセントの溶液だ。きみもやってみるかい?」
「ぼくにはこれがある。このとおり、いつに変わらぬコカインの瓶だよ」
ニコラス・メイヤーの「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」の原題が「The Seven Per-Cent Solution」とのこと。
解説にはドイルとオスカー・ワイルドの交流についても書かれている。
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