【Netflix】泣きたいわたしは猫をかぶる
最近Netflixで観たなかで一番のおすすめはこれ!!
完成度も高くてすごくおもしろくて、声優も豪華!女優の志田未来さんが主人公のムゲ役、山寺宏一さんも主要な役に出ていてとても安定感がある。
それもそのばずで本当は劇場で公開する予定だった作品らしい。コロナ感染症の影響で延期され、最終的にはNetflixが独占配信することに。
劇場で観に行くことを考えたら、この作品のためにNetflixに入ってもお得だと思う。
家族みんなで観よう!
あらすじ
笹木 美代は中学2年生の女の子。周りからは無限大謎人間と思われていて「ムゲ」というあだ名で呼ばれている。一見悩みがなさそうなムゲだが実は色々な葛藤を抱えていた。
そんな時、夏祭りで猫の店主と出会い、猫になれるお面をもらう。恋心を寄せるクラスメイト・日之出 賢人の元へ白猫になって会いに行くムゲだが、いつしか人間よりも猫の方が良いと思い始めてーーー?!
ここがおすすめ
ものすごいアクションがあるとか、ものすごい深刻な状況になるとかそういうことはなくて、中学生(子ども)の心をすごく丁寧に描いている作品だと思う。
最初は新海誠監督の作品を連想していたけれど、それよりも現実よりで地に足がついている物語でした。
猫になるっていう設定は突飛だけど、それ以外の登場人物の心境だったり周りの大人たちの対応が現実とズレているところがなくてよかった。
子どもが観たらムゲたちに共感して、大人が観たら子どもの頃を思い出してムゲたちに共感しつつ、周りの大人たちにも共感できると思う。
いやー本当に完成度高くてよかった!ストーリーの流れとしては大まかには読めるんだけど、登場人物たちにすごく共感できるから、飽きずに観ることができたよ!
絵もすごく綺麗だし、猫の姿のムゲも可愛かったし、風景も緻密に描かれていてすごく映えてた。物語の舞台は愛知県の常滑なんだけどもその街らしさが出ていて素敵でした。常滑は良いところなので行ける機会があればぜひ。招き猫がたくさんいるよ。
愛知県の瀬戸も同じように焼き物が盛んな地域なのでこちらもぜひ。
学生時代を思い出すのはちょっと辛い
ムゲを見ながら自分の学生の頃を思い出してたのだけど、子どもの頃って傷つきやすいよね〜繊細だし。大人になってからの方が生きるのが楽になったなあと思う。
ムゲや日之出の一生懸命さをみてると自分の学生の頃を思い出してすごく苦しくなるけど、同時にこんなふうに一生懸命に悩んで考えて生きているのが眩しく感じたりもする。大人の方が楽だけどそれって限界を知ったからなのかなあと思ったりね。子どもたちが主人公の作品はちょっと胸に痛いです。昔は完全に主人公を自分に重ね合わせて見ていたのに今は大人目線で見てたり、なんだか自分も大人になったなあってしみじみ。
猫になった大人たちの言葉が心に染みる…。
あたしも…愛し方も愛され方もよく分からなくて
自信が持てなくて息苦しくて逃げてきたんです
主題歌もオススメ!
あとこの作品を観てから主題歌をダウンロードしまして、初めて知ったアーティストさんだったのだけど、夏に合っていて爽やかでちょっと切なくて今めちゃくちゃ聴いています。
よかったらぜひ。