文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

【Netflix】インテリアデザイン・マスター

Netflixインテリアデザイン・マスター

Netlixで観れるリアリティ番組でおすすめなのがインテリアデザイン・マスター🌟

以前紹介したことのあるネクスト・イン・ファッションと似た系統の番組

その時の記事はこちら↓

oljikotoushi.hatenablog.com

ネクスト・イン・ファッション服を自分でデザインするデザイナーたちが競い合った。こちらは「インテリア」をデザインするインテリアデザイナーたちが、老舗有名ホテルのバーをデザインする仕事懸けて競い合う!!

ネクスト・イン・ファッションはアメリカが舞台だったけれどこちらはイギリスが舞台。部屋まるごと、家まるごと変身させていくので大仕事だ。また、プロのデザイナーよりもデザイナーとして職業を転換したい人たちが参加者には多い

最初は団体戦で、上位のチームは全員脱落から逃れられる。それ以外のメンバーの中で1人(または1つのチーム)が脱落していくことになる。途中からは個人戦になり、個々のデザインを競い合っていく

 


ここがオススメ

色んな場所をデザイン

8エピソードあるのだけど、それぞれ変身させる場所は違っていて、

1.モデルハウスの改築

2.チョコレートをテーマにしたホテルの客室

3.小売店舗の改装

4.学生寮の部屋と共同キッチン

5.田舎のキャビン

6.隣り合わせのレストラン

7.ヘアサロン

8.アパート

となっている。

それぞれの目的にあったデザインをしなければならないのだけど、その中でも個性が出てくるのが面白い

モデルハウスはその名の通りモデルハウスだから、家が主役家を買ってもらうため素敵なインテリアをデザインする必要がある。デザインが強すぎて個性的過ぎると万人受けしないし、「家を買ってもらう」という目的には合わなくてなってしまう。でも個性を消し過ぎると誰がやっても同じになってしまうので、それじゃあデザインじゃなくなってしまう

実際にオーナーと話し合って決めていったりもするのだけど、ほとんどの参加者はインテリアデザイナーとして働いた経験がないため、相手の要望自分のデザインの比率というか、ここは相手の要望に合わせるけれどプロとしてここは譲れない、っていう境界線が分からなくて苦戦してしまう。オーナーの要望に中実になり過ぎると自分のデザインがうまく反映されなかったりインテリアデザインとしては微妙になってしまったりする

だからといってオーナーの意見を全く聞かないのも問題だし、オーナーが困っていることが解決できていないなら意味がなくなってしまうインテリアデザイナーってコミュニケーションも大事なんだなあとしみじみ。ネクスト・イン・ファッションの方は特定の相手の要望っていうのはなかったのでテーマに沿っていればわりとデザイナーが自由に作っていた印象があったけれど、インテリアデザイナーの場合は既に誰が住むのか、何のために使うのかっていうことが決まっている状態だから、その相手を想定しないといけないんだよね。


それぞれの個性

これはぜひ観て欲しいのだけど、最初は似たような部屋だったのがそれぞれ全く違う部屋になるのは本当に圧巻!それぞれの個性が出てくるものなのだなって面白くなる。だからこそそれぞれが得意とするものも違ってくるので、ある回ではなかなかひどかった人が、次の回ではすごく素敵な部屋を作ってたりするのね。この逆ももちろんある。


チームワークと個性

ほとんどは団体戦なのでチームワークは大事なのね。チーム戦で勝てたら脱落は免れるわけだからチームで統一させることは必要なのだけどそれぞれの好みが違いすぎてうまくいかなかったりする。作業の合間に一人一人カメラの前で現在の状況について意見を言ってもらったりするのだけど、同じチームだけどそれぞれのことをけっこうボロクソに言ってたりする。汗

チーム戦を諦めて、とにかく個人戦で頑張ろうとする人もいて。

確かに普段色んなデザイナーとやることってそんなにないだろうし、しかも考え方が似てるわけでもない人と。けっこう大変だなって思った。特に強く言える人は自分の意見をとにかく強く押し通すんだけど、その場で強く言えない人は黙ってしまったからといって納得はしていないわけで、チーム間に暗雲が立ち込めるのね。そういうの観てるとちょっと辛くなったりもして。なんか学生時代を思い出してしまった…笑。そして人として合う人とそうじゃない人がいるのと同じく、そこにデザインも連携しているのかなって思ったり。 

1から作りあげる

最初の場面で買ったものを並べるだけじゃデザインじゃないっていう言葉が出てくるのだけど、これ聞いて「そうなんだ!?」って思ったよね。そうなると一般の人はほとんどインテリアをデザインしているわけじゃないんだなって。おしゃれな家具やインテリア用品を買ってレイアウトしているだけなんだなって。ブランド物のポスターとか置いてたりもするのもよくみるけど、あれもデザインではないんだろうな。あそこまでブランドを押すのって日本独自な感じがするのだけどどうなんだろう…?

番組でも実際にみんな色々作っていて何もなかったところに自分の考えたデザインを作り出す。作り出すっていうことに関して言えば、服を作っているのと本当に一緒だな、と思った。既存のもので考えるのではなく、自分で新たに考えて作り出して、それが人気になると既存のものになっていくのだろうなあ


インテリアの参考にしよう!

一般の私たちが実際に一から作り出すのは難しいけれど、色の配色とかイデアとか色々と参考になるところがあると思う。これとこれって意外に合うんだなっていうのがよくわかる。ネクスト・イン・ファッションでもそうだったのだけど、機能的な理由、空間的な理由以外の色の配色とか全体の印象とかそういうことはわりと分かるから面白い。

ただ、印象としてはよくても審査員は商業的な面も厳しくみるから、そこは新しい視点があって興味深い。お店一つとっても色々考えられているんだなあ、と。今まで知らなかっただけで。有名店とかはそういう視点のデザインがいっぱい詰まっていそう。そういう視点で普段の日常をみるのも面白かったりする。

ひとまず自分の部屋をおしゃれにしたいなあ…。