文学系心理士の自己投資ブログ

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【山本文緒】絶対泣かない

山本文緒】絶対泣かない

山本文緒さんの作品をさらりと読んだよ。ちょっと時代が昔だったけれど、働くということはいつの時代も同じなんだなぁって感じたりしました。

絶対泣かない (角川文庫)

絶対泣かない (角川文庫)

 


あらすじ

あなたの夢はなんですか?

仕事に満足してますか?

仕事に誇り、もってますか?

お金のためでもありお金以外のためにもひとは働く専業主婦から看護師秘書など15の職業の女性を描いた短編集


読んでみて!

短い短編なのでさらりと読めた作品。なんかいつか山本文緒さんの作品は読んだことあるような気がしたけど思い出せない...。ちょっと時代が昔なので、価値観とか感覚とか古い部分もあったけど、本質的にはそんなに変わってないので心にグッとくるところも多かった。

すごく心に残った一節がこちら。


仕事をする、ということは、遊びとは違うのだ。厳しくて当たり前なのかもしれない。

自信をなくし、そしてまた違う形の自信を取り戻す。そうして進んでいくものなのかもしれない。

 


仕事ってなんだか些細なことでも落ち込んだり周りと比べたり向いてないんじゃないかって悩んだりモヤモヤしたりするじゃない?悩んでるときはそれって自分だけだと思ってしまうけど、そういうわけじゃないんだよな、って読んでて実感した。みんな悩んで考えて迷って、でも頑張ってる

私としては仕事って学生時代に比べるとそんな大変じゃなかったのね。もちろん責任は負うけど、忙しさで言ったら学生の方が上だった。

学生の頃は、仕事って何か特別なことで、仕事してる人ってすごい人だと思ってた。でもやってみると、変に手応えがないなあって思うこともあったし、こんなんで良いのか?って悩んだりもするし、上手くいかなくて落ち込んだりもした。つまり今までの人生とそんなに変わらなかったんだよね。完璧にはできないし、失敗もする。でもそれなりにできるようになる。やっぱりたまに落ち込んだりする。

学生までって将来のために勉強を頑張るじゃない?つまり良い仕事に就くために頑張ってる。私は学生の頃必死すぎてその先の方が大変だと思い込んでた。けど、そんなことない。仕事に就いてからが本番だし、仕事をしてる日々が人生なんだなぁって最近思う。だから私は今後も自分の人生を豊かにするためにしたいと思える仕事をしていきたいよなぁと実感した。

 


最後にあとがきの言葉も良い。

もし、あなたがあなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなつまらない仕事でも、それをつまらないと思っているのはあなた自身です。つまらない仕事を選んでいるのもあなたで、でもそのつまらない仕事でお給料をもらって自分を食べさせているのなら、一見華やかそうでも、誰かから扶養されている人よりは何倍も自由であることを、時々は思い出してください。どうか、あなたがあなたの仕事を好きになれますように。