文学系心理士の自己投資ブログ

文学系心理士の感想部屋

文学系心理士が好きなことを徒然なるままに書きまくるブログ。小説、NETFLIX、たまに心理学のことも♪

【読みたい本】6月に読みたい本

6月に読みたい本のまとめ。

というかもう6月なの信じられない。毎日はそんな短くないし1週間はわりと長いのに一ヶ月になると俊速で過ぎ去る。

2022年がもう半分終わるのかと思うとホラー。

こうやって人は歳をとっていくんですね…。

 

誓願

マーガレット・アトウッド好きなわりにあんまり読めてない。

しかもこちらはちょうど1年前に買ったんですよね〜〜〜。

大事にあっためてたら読む機会をなくし、「侍女の物語」の記憶も薄れ始めてしまったので漫画版を読んでから読もうと思っていたらなかなか読めないという。

1年経ってしまったので今月には絶対読む。

 

ゴーストハント3

月に1冊は読みたいと思っているので読む。

小説で全部読んだら漫画も読みたいな〜〜〜。

 

准教授・高槻彰良の推察5

こちらもシリーズもの。サクサク読めるので嬉しい。

そして登場人物たちみんなをわりと好きになっている。

わちゃわちゃしているだけで癒される。

 

シャーロック・ホームズの復活

復活してもらいましょう!!!

これ読んだら犬を読みたい…。犬が一番好きなんだよ。

 

レッド・クイーン3

2を読んだの今年の初めくらいなのでさすがにもうそろそろ読みたい。

シリーズものを連続で読めないのが悩み。次巻をもう準備しておくのがいいよね、絶対。

 

アガサ・クリスティー作品

宮部みゆき作品

家にたくさんあるので、アガサは再読、宮部みゆきはまだ読んでない作品を読みたい。

宮部みゆき作品は概ね今年中に制覇したいのだよね〜〜〜。

 

兇人邸の殺人

ちゃんと順番に読んでいるよ!!

 

アリス殺し

題名に惹かれて。

初めて読む方だけれど有名な方みたいですね。

日本のミステリほとんど読まないので…。今後は日本の作家さんも少しずつ読んでいきたい。

 

あと何冊か読むかな〜という感じ。

読みたい本が本当にいっぱいありすぎて困る。

時間が欲しい。

【本】最近の購入品

本をいくつか買ったのでまとめ〜!

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准教授〜は電子書籍で読んでたけど紙の本の方が好きなので紙で買うことにしたよ。

江戸川乱歩は昔に読んだような読んでないような読んだような。

でも読んだとしても全シリーズは読んでないので制覇していこうと思う。買ったのは新装版ね!

ちょっとずつ読んでいる。

今年の夏はもっと怖い小野不由美作品を読もうかな…。

柚木麻子さん最近好き。短編集。

装丁が可愛すぎる。

もったいなくて読めない〜。

そしてなぜか上だけ買うっていう。絶対下も買うんだから同時に買えばいいのに買わなかったんですよ(苦笑)。

心理に関連する医療・福祉系の漫画おすすめ

心理、医療、福祉系の漫画をまとめてみたよ!

いろんな専門的な漫画が出てきているので気になった作品をいくつかピックアップ!

大体1話は読むことができるよ。

 

Shrink〜精神科医ヨワイ〜

精神科医が主人公。

まだ2巻までしか読めてないけどわりと分かりやすい。そんなうまくいくいくかな〜?と思ってしまうこともあるけれど、そこは物語なのでね。

次も買っていこうと思う。

 

リエゾン こどものこころ診療所

子どもの精神科医が主役。絵柄好き。

 

放課後カルテ

こちらは学校にいる医師。

ナルコレプシーなどの色々な病気が出てくる。

 

健康で文化的な最低限度の生活

こちらは医師ではなく公務員。

公務員は公務員で大変。

特に主人公は専門で学んだわけではないので急に対応するのは本当に大変だと思う。

しかも人が住んでいる場所に行かないといけないからね。心理士は基本来てもらうことが多いので、相手の生活圏に入るっていうのにあんまり慣れてないから余計にすごいと思う。

 

新・小さいひと

児童相談所の物語。

児相も本当に難しいよね。悲しい話が多そうなので読むの辛そう…。

 

アンメット ある脳外科医の日記

心理士と関係なさそうですが、認知症失語症などの検査も心理士がやることもあるので知っておくのは大事。

 

19番目のカルテ

これは読んでおもしろかった!!

なんでも治せるお医者さんという総合診療科医物語。

心理とは直接関係ないけど、色々な病気を知れることができると思う。

 

プラタナスの実

こちらは小児科医の物語。

 

ビターエンドロール

医療ソーシャルワーカーさんのお話!

医者の話は多いけれどワーカーさんの漫画って初めてな気がする!

ワーカーさんの分野を知っておくことはとても勉強になるからね。

 

アンサングシンデレラ

石原さとみさんが主演でドラマ化してたよね〜!

残念ながら観てないけれど。薬剤師さんのお話。

 

とても勉強になりそうな作品ばかり〜!

漫画として楽しみつつ勉強できるのはお得!でも疲れている時はこういう本を読むとオンオフの切り替えができなくて余計に疲れるのでちょっとずつ読もうと思います〜。

ザ・心理士がいないのはやっぱり漫画にするのは難しいからだろうか??

【アガサ・クリスティー】パディントン発4時50分

 

あらすじ

ミス・マープルの友人であるマクギリガディ夫人パディントン発4時50分の列車に乗っていた。窓の外を見るとちょうど違う列車と並列していた。そしてなんとそこでは男が女を絞め殺しているところでーー?!慌てて車掌に言うが信じてくれない。マープルにも相談するが、死体が出てこずーーー?!

 

読んでみて

の作品が好きで何回も読んでいる

確かに列車ってたまに並列する時があるじゃないですか。そして意外に何やっているかわりとはっきり見えたりする。そこで殺人が起こっていたらびっくりだよね。

イギリスの列車は等級があってコンパートメントになっているから殺人も起こるのだろうけども。


クギリガディ夫人はちゃんと車掌にも伝えたし警察にも伝える。

ところが肝心の死体が出てこない。なのでみんなに信じてもらえない。

マープル以外には。

マープルはマクギリガディ夫人がどんなタイプな人なのか知っている。むしろ空想的なことを信じさせるのは難しいタイプの人だから、そんな人が嘘を言っているわけはないということが分かる。

でももちろんそんなことは警察は分からない。


人は起こったはずなのに死体がないためまずは死体探しをすることになる

なかなかおもしろい展開。

でも動き回ることはマープルはできないので、そこで登場したのがスーパー家政婦ルーシー・アイレスバロウ。

ルーシーも最初は戸惑ったけれど、マープルのことを知っていたので信じてくれた。

顧客を自分で選べる仕事っていいね。それくらい優秀だからってことなんだろうけども。


してもちょっと前に読んだ牧師館の殺人や書斎の死体で出てきたリゼルダの息子がもう青年になっているなんてびっくり!

一体どれだけ年数が経ったのか??

最後の解説でマープルはポアロが亡くなった117歳とマープルが亡くなったのは同じくらいだろうと書いてあって、なかなかに驚く。

てかポアロもそんな長生きだったのね!!

今作も妊娠〜赤ん坊が青年になるくらいだから20年くらいは経っているはずで、65くらいだとしても85歳にはなってそう。すごいな!


作ではヘンリー・クリザリング卿の名づけ子であるクラドック警部が活躍する。

マープルの活躍ぶりは名づけ親からよく聞かされているからこそ、マープルのことは疑わない。話が早くて助かる!

こうやって実際の警察から一目置かれているマープルを見ると嬉しくなる

結構下に見られることが多いからね。


してルーシーはマープルの推理の元、あるお屋敷で仕事をすることになる

そこが列車のカーブで死体を投げた時にちょうど落ちる地点だから。

マープルの推理がかっこいい!

そしていつものように家族間のギスギスが話の中心となってくる。


金持ちの父親であるルーザー・クラッケンソープ。

戦争で亡くなった長男エドマンド

自由気ままな画家の次男セドリック

会社勤めのエリート三男ハロルド

犯罪スレスレの悪事で小金を稼ぐ四男アルフレッド

父親を世話する長女のエマ

亡くなってしまった次女のエディス

エディスの夫であるブライアン・イーストリイ

息子で唯一の孫のアレグザンダー


ルーザーはお金持ちだけれど、自分の父親の遺言のせいで自分で自由にできるお金はほぼない。それらは自分たちの子どもたちにいってしまう。

だから嫌なおじいさんになっているのがルーザー・クラッケンソープ。


が犯人なのか?

どうして女性を殺したのか?

財産目的なのか?

と謎が深まるなか第二の殺人が起こりーーー?!


回も読んだわりにいつもながら覚えてなかった笑。

ルーシーが魅かれるのは覚えていたけれど

私的にはセドリックが本命だと思うけどどうなんだろう?


体探しから始まる事件!

おもしろいのでぜひ読んでみて〜!

アガサ・クリスティー全制覇!のためのシリーズ一覧② ミス・マープル

アガサ・クリスティー全制覇のためのミス・マープルものの一覧です。

新版と旧版。

私は旧版を読んでいたので旧版の方が好き。

↓名探偵ポアロのまとめはこちら↓

旧版

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新版

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以下、新版の順番です。

35  牧師館の殺人

 

36  書斎の死体

oljikotoushi.hatenablog.com

37  動く指

 

38  予告殺人

 

39  魔術の殺人

 

40  ポケットにライ麦

 

41  パディンドン発4時50分

 

42  鏡は横にひび割れて

 

43  カリブ海の秘密

 

44  バートラム・ホテルにて

 

45  復讐の女神

 

46  スリーピング・マーダー

 

54  火曜クラブ

 

59  黄色いアイリス

 

61  愛の探偵たち

 

63 クリスマス・プディングの冒険

oljikotoushi.hatenablog.com

 

62  教会で死んだ男

 

私が好きな作品は

「パディンドン発4時50分」と「鏡は横にひび割れて」です。

 

 

【エイヴヤード】レッド・クイーン ガラスの剣

レッド・クイーンシリーズの2作品目。

↓1作目の感想はこちら↓

あらすじ

王女から一転、反逆罪で追われる身となったメア。自分の他にもレッドにも関わらずシルバーの不思議に力に目覚めた人がいると知り、捜索に向かうがー?!仲間とともに王と戦うことになりーー。

 

読んでみて

レッド・クイーンシリーズの2作品目

1作品目は赤い血を持つ「レッド」と呼ばれる下層市民だった主人公メアに支配者側であるシルバーの力が表れ、レッドに力が表れたことを隠したい王族とともに過ごすことになった。本来は敵であるシルバーたちと暮らさなければいけないため、誰を信じればよくて誰を信じていはいけないのか、様々な思惑が渦巻く王宮ものだった。


今作は王宮から逃げ出したメアが、高貴な身分(建前上は)から一転して反逆者として逃げなければいけなくなる

王宮は王宮でハラハラドキドキはしたけれど、すぐに殺される心配はなかった。ところが今作は見つかれば恐らく殺されることになるという恐怖が常に付き纏う。一方で、周りが敵だらけではなく、本当の仲間がいることは安心感もある

物語を複雑にしているのが、1作目でシルバーの人たちと関わったことで彼らも人間だとメアも読者も知っていること。確かにシルバーにレッドは虐げられているけれど、シルバーの人たちにも家族があって子どもがいて、いい人もいるということ。ただ、メアたちが生き残るためには戦わなければいけない。

シルバーの人たちと関わることなく反乱を起こしていたら、分かりやすい正義と悪という構造になっていたと思う。そうではないところが大人向けファンタジーになっている。


メア以外にも同じようにシルバーの力が出ている「レッド」たちがいることが分かる。

それに新王であるメイヴンたちも気づいているため、早く探し出さないといけない。この辺りが本当にハラハラした。みんな殺されちゃったらどうしよう!って。でもまあ仲間ができないと話が始まらないからね。

仲間ができて、彼らを特訓していくメア。重力を操れたり違う人物に変身できたりとなかなかすごい力を持つ人たちが多い。さらには力を無効化することができる少女までも。


キャメロン・コールメアがなったはずのもう一人の少女ではないかと思う。

自分の兄弟が戦地で死んでしまうのを防ごうとしている。それが彼女にとってはレッドとシルバーの問題よりも何よりも大事なことだから。

メアだって最初は家族のため、大事な人のために頑張っていた。それがもっと大きな問題に関わるようになってキャメロンのような感覚を失ってしまっている。

メアの立場に立つとキャメロンの批判は鬱陶しいが、キャメロン側に立つとメアは傲慢で自分勝手だろうと思う。

メアも元々はカイローンを救おうとしていたわけで、もしその時に今のメアと同じことを言われたらものすごく反発しただろうと思う

キャメロンの少し先をいっているのメアなのだろうけど、そこはやはり経験をしていかないと同じ考えになるのは難しい


メアもメアでそれなりに自分勝手だし、以前のように人を殺すことに罪悪感を抱かない。

ニュー・ブラッドたちを先導するような立場にも関わらず、うまくいかないのはリアル。集団が大きくなればなるほど反発するものたちも出てくる。

メイヴンへの複雑な感情や一時的に仲間になったとはいえシルバーであるカルとの関係などもややこしくなっていく。

カルは今は仲間だけれど今後は敵になる可能性もあるからね〜。


登場人物たちが一気に増えるので、誰が誰だったか分からなくなることが多かった。彼らの能力も書いた登場人物一覧を作って欲しいな〜。

そして人数が多くなった分、亡くなってしまう人もいる。分かってはいるけれど悲しい。一方で、最大の敵であるエラーラ王妃も亡くなる。結構最後はあっけない。

そして大事な人の死ーー。

前作ではファーレイは謎の少女的な感じがあったけれど、今作では人間らしい。むしろメアよりも。好感が持てる。

でもみんな喧嘩しまくりなので…。力があればうまくいくってわけじゃないんだな〜と。

幼馴染のカイローンは何の力もないのに頑張っててすごい。でも毎回ハラハラしてしまうけども。


600ページくらいあるのだけど、展開が気になってどんどん読み進められる

3も読んでいこうと思う〜!

【澤村御影】准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと

シリーズ3作品目!

↓これまでの感想はこちら↓

 

不幸の手紙と呪いの暗号

不幸の手紙って懐かしい!!と思いながら読んだよ。

チェーンメール的なのがそういえば回ってきたなあ。20人くらいに遅れとか書いてあってそんなん無理って思った気がする。


最後はちょっと不思議な感じで終わる。

 

鬼を祀る家

鬼の骨ではなくて本当の骨が出てくる。

義父と一緒に住む嫁。夫は遠方にいると思っていたがー?!

 

向き合うのは怖いけど向き合った方がいいよね、というお話。

 

それはかつての日の話

そして幼少期の健司と彰良の物語。

これが一番おもしろかったかもしれない。森は怖いよね。怖い怖い。

森で起きた不思議な話を一時期めちゃ読んでた怖いんだよね。ありそうで怖い。想像すると怖い。


そんなに予想外!っていう展開はないのですが、怪異×ミステリーなので読んでいると楽しい。

もっと本当の怪異も出て来てほしい。